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The Man Who Wouldn't Get Up and Other Stories

邦訳がつい最近発売されて(邦題:起きようとしない男)、ああ~~と思い出したDavid Lodge. 「The British Museum is Falling Down」やら、「Small World」やら、「Changing Places」やら、「Nice Work」やら、「Paradise News」を読んでみたが、それもかれこれ5年も前の話しだった。このオリジナルは1990年代の終わり頃発売されているようなので、邦訳がようやく・・・の本。Lodge先生には珍しい(と思う)短篇集。The Man Who W...

新アラビア夜話

Robert Louis Balfour Stevensonと云われ、『宝島』 『ジキル博士とハイド氏』 と云われ、これだけ有名だがどちらも読んでおらず、知っている気になっていたが、実は知らない。スティーヴンスンについて、つらつらとググってみたが、なんだかぼーっとした印象。新アラビア夜話 (光文社古典新訳文庫)スティーヴンスン 南條 竹則 光文社 2007-09-20by G-Tools短篇集というよりは、2篇の連作。『自殺クラブ』    「クリームタ...

お呼びだ、ジーヴス

11ヶ月ぶりにジーヴスもの。云われてみれば、帯にそう書いてあったが、これは番外篇。何が番外かというと、バーティーが登場せず、ジーヴスはバーティーのお友達に使える身として登場。で、バーティーはどこにいるのかというと、自活への道を模索すべく職業訓練学校へ通学している(?!!!)という設定。そしてこの本はそもそも、舞台劇「カモン、ジーヴス」を小説化したもの。お呼びだ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)P.G. ...

コンラッド短篇集

Joseph Conradはずっと生粋のイギリス人だと勝手に思っていたら、生まれは現ウクライナ、父親は没落したポーランド貴族、捕らえられた父親とともに、シベリアへ送られる。そしてまだ子供の頃、両親ともに亡くしたコンラッドは16歳にして船乗りとなり、各地を巡り、そしてイギリスに帰化する。彼にとって英語は学んだ外国語だ。このアウトサイダーとしての立場は、コンラッドを読むうえでは大切は情報だと思う。そして世界の名だた...

歌う白骨 / オスカー・ブロズキー事件 

「オシリスの眼」の勢いで、「青空文庫」 を探してみた。そのうちの2冊、『歌う白骨』 と 『オスカー・ブロズキー事件』を通勤の隙間でサラサラと読んでみた。紙の本はよければ、こちらですな(アマゾンは在庫ないけど)。歌う白骨 (嶋中文庫―グレート・ミステリーズ)オースチン フリーマン Richard Austin Freeman 嶋中書店 2004-12by G-Toolsさて、推理ドラマ初心者の私が今回覚えたのは、倒叙(とうじょ) 英語にすると、inv...

オシリスの眼

なんでも、ここに登場するソーンダイク博士は、当時シャーロックホームズと肩を並べる探偵だったらしい。元々医者であったRichard Austin Freemanだが、体調を崩し、遅咲きながら作家に転身。後世の推理小説家からも、お手本的な作品として評価されているらしい。オシリスの眼 (ちくま文庫)R.オースティン フリーマン R.Austin Freeman 筑摩書房 2016-11-09by G-Toolsエジプト学者ベリンガムが不可解な状況で忽然と姿を消してから...

So, Anyway.......

読める自信がなかったので、Kindle for iPhoneにしてみた。邦題は「モンティ・パイソンができるまで」というらしい。544ページもあった。この日本語タイトルはそのままじゃん。 オリジナルの「So, Anyway.... 」がどうにか日本語にならないのかと考えてみたが、悔しいことに思いつかなかった。 So, Anyway...: The AutobiographyJohn Cleese Arrow 2015-06-04by G-Toolsいや、難しかった。邦訳だったらゲラゲラ笑えたかもしれな...

ペガーナの神々

「二壜の調味料」を読んで気づいた、ダンセイニといえば、これ!というのが、「ペガーナの神々」らしいので、早速。翻訳はあの荒俣宏さん。ただTVに出ているオジサンではないことは知っていたけれど、この独特のファンタジーに心酔して日本語に作り上げるということは、尋常じゃない。原文がどうであったかは定かではないけれど、ダンセイニの世界を表現することは単なる言葉/翻訳技術の問題ではないと思う。ペガーナの神々 (ハヤ...

二壜の調味料

Twitterで煽られてつい購入。ロード ダンセイニ と云われて、何を読んだことがあったっけ??と思いだしたのは、昔読んだこれだけだった。ヤン川の舟唄 (バベルの図書館 26)ダンセイニ卿 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 国書刊行会 1991-05by G-Toolsこのブログで調べたら、3冊ヒットしたが、どれもアンソロジーだった。書物の王国シリーズ 「夢」の中の「ヨハルネト=ラハイのこと」書物の王国シリーズ 「架空の町」の中の『倫敦の...

ハードライフ

先週の金曜日にビッグサイトで開催されていた東京国際ブックフェアに行ってきた。年に一度のお楽しみってやつになってきた。ほぼ新刊という最近出版された本が2割引きくらいで購入できる。古本ではなく、新刊というのがミソで、事前調査も怠らない。死ぬまでには読もうというような、普段ついつい後回しにしてしまう分厚い本も、えいヤ!と購入してしまうのがこのブックフェア。それとは別に、国書刊行会で必ずチェックするのが、...

エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏

再び、ウッドハウス。あちこちで適当にウッドハウスを買っていたら、そろそろ重複ものがでてきてしまった。「ユークリッジの商売道」と、ユークリッジものはちょっとダブっていたが、タブっていることに気づいただけでも、私としては凄い。ちゃんと覚えていたじゃない。エッグ氏,ビーン氏,クランペット氏 (ウッドハウス・スペシャル)P.G. ウッドハウス P.G. Wodehouse 国書刊行会 2008-04by G-Toolsユークリッジもの、ビンゴもの...

ジーヴスと朝のよろこび

戦争の話のあとは、ウッドハウスでしばし息抜き。うむ、これによって、地平線は目に見えて明るさを増したと言わねばならない。友人たちのこじれた結婚問題を解決しようと鬼門スティープル・バンプレイに赴いたバーティーは、隣町で開催される仮装舞踏会に出るため“船乗りシンドバッド”のコスチュームを入手する。その衣装には、シンドバッドには不可欠なジンジャー色をした頬ひげも付いていた。…シリーズ第7弾。 ジーヴスと朝のよ...

ユークリッジの商売道

ジーヴスシリーズにエムズワース卿シリーズだけでなく、ウッドハウスには隠れた(?)名シリーズがさらにある。ユークリッジとは何者かと云うと、スタンリイ・ファンショー・ユークリッジ (Stanley Featherstonehaugh Ukridge)なるこの彼の作品の中ではちょっと毛色の違うキャラ。黄色いマッキントッシュ(雨合羽ね)を国王のように纏い、堂々とした鼻には、ジンジャービールのワイヤーで固定した鼻眼鏡、パブリックスクールを放校...

ダブリン市民

今では他の訳も出版されているけれど、私が読んだのは、新潮文庫のこの版。実家の本棚で埃をかぶっていたところを拾ってきた。私が買ったのか、妹のコレクションなのか、少なくとも私が読んだ記憶はない。ダブリン市民 (新潮文庫)ジョイス 安藤 一郎 新潮社 1971-10by G-Toolsジョイスの『ユリシーズ』 は死ぬまでに読もうリストにも入れていない。ましてや 『フィネガンズ・ウェイク』 などとても手は出せない。だからジョイ...

教皇ヒュアキントス

発売当初、Twitterで盛んにお褒めの言葉をいただいいていた『教皇ヒュアキントス』。すっかりそれに煽られ、ブックフェアで買うものリストに入れていた本。500ページ、A5判、税込約5,000円也。厚いというより、デカイ、重い。とても寝転がって読める本ではない。教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集ヴァーノン・リー 中野善夫 国書刊行会 2015-02-27by G-Tools永遠の愛  教皇ヒュアキントス 婚礼の櫃マダム・クラシ...

Appendix

プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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