Entries

京都のおねだん

この春から姪っ子が大学入学を機に、何と京都暮らしを始めた。どうも京都に行きたかったらしく(動機は聞いたがよくわからん)、はなから京都狙いの大学受験で、見事に京都行を果たした。動機はさておき、心意気は伯母さんも認めている次第。受験前の下見で、母(つまり妹)と伯母さんと姪っ子の三人が、能天気に観光気分で日帰り京都旅行をしたのは、去年の秋。まだ紅葉はだいぶ先でちょっと暑いくらいの晴天の一日。思い出すに、...

タブッキをめぐる九つの断章

こんな本がでていて、驚いた。タブッキをめぐる九つの断章 (境界の文学)和田 忠彦 共和国 2016-12-23by G-Tools須賀敦子さんの後を継いで、最近では和田忠彦氏がタブッキの本を翻訳してくれている(感謝、感謝)。タブッキがこの世を去ってから早5年。この本は、新聞・雑誌、展覧会カタログに発表されたエッセイや、翻訳された本のあとがきをまとめたものだから、たぶんほとんど既読なのかもしれないが、なんせ、タブッキの本は面...

骸骨考

以前に中欧の墓巡りというものに惹かれ読んだ「身体巡礼~ドイツ・オーストリア・チェコ」だったが、イタリア・ポルトガル・フランス編が準備中だということをその後すっかり忘れていた。最近雑誌「考える人」が休刊になったという記事を読んでいたら、このイタリア・ポルトガル・フランス編を見つけてしまった。なんだ、こっそり出ていたのか・・・ 今月はのっけから私生活だけで息切れしそうだったので、読書が全く進んでいない...

一千一秒物語

ということで、すかさず稲垣足穂の「一千一秒物語」に行った。新潮文庫だが、私が読んだ版はこれじゃない。一千一秒物語 (新潮文庫)稲垣 足穂 新潮社 1969-12-29by G-Tools こっちです。当たり前の話だが、ガイブンばっかり読んでいるとネット検索してもヒットしないものはホントにヒットしなくて、そんなに売れていないのかと心配になるが、日本文学なんて読み切れないほどヒットする。初めて読んだ稲垣足穂だけど、ちょっとグ...

柿の種

どうして寺田寅彦を選んだんだっけ?と既に忘れたが、私には稀な日本人の作品、新たに新規一名追加。こうやって少しづつ増やしていこう(・・・という気持ちはかなりある)。柿の種 (岩波文庫)寺田 寅彦 岩波書店 1996-04-16by G-Tools「なるべく心の忙しくない、ゆっくりとした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」と寺田先生はおっしゃるが、オーバーフロー気味でもー何もしたくない!と倒れそうになっていた...

ジョルジョ・モランディ-人と芸術

好きな画家は?と聞かれたら(滅多に聞かれないんだが)、ずっと、キリコとセザンヌと答えることにしていた。少し前に何の本だったか(挿絵だったのか?)忘れたが、瓶ばかりが並ぶ、スモーキーな色調の絵を見てから、どうにも気になる存在になり、ジョルジョ・モランディという名前だけは記憶していた。どんな画家なのかもよくわかっていなかった。おそらく日本ではそれほど有名ではないのかもしれないが・・・ 今年東京駅にある...

贋作者列伝

「女ねずみ」のマルスカートの贋作裁判から、話しはこの本に飛ぶ。不謹慎ながら、何故に”贋作”騒動はこうも惹き付けられるのだろう?贋作者列伝種村季弘 株式会社 青土社 2012-10-10by G-Toolsゴッホという幻想 オットー・ヴァッカーブロマイドのマリア ファイ v.s. ロータール・マルスカートサイタファルネス王の王冠 イズライリ・ルホモフスキー映画化された贋作過程 アルチェオ・ドッセナ贋作を作らなかった贋作者 ベッピ...

探偵夜話

読んだのは「青空文庫」。通勤途中で本が読み終わってしまったので、青空文庫で物色をした。久生十蘭でなければ、 岡本綺堂かなあ。。。というのが、根拠のない私の判断。もちろん初岡本綺堂。探偵夜話 - 岡本綺堂読物集四 (中公文庫)岡本 綺堂 中央公論新社 2013-10-23by G-Tools初岡本綺堂ということで、御大をWikiやらで読んでみた。、1872年11月15日(明治5年10月15日) - 1939年(昭和14年)3月1日)。文明開化とともに生ま...

マヤコフスキー事件

マヤコフスキーも碌に知らず、それどころかロシア文学はどちらかと云えば、喰わず嫌いなくせに、こんな本を読んでいいのか?作品も読まずして、彼の謎の死を描いた本から入っていいのか?いや、詩はとんと読まないんだった。。。マヤコフスキー事件小笠原 豊樹 河出書房新社 2013-11-19by G-Tools20世紀初頭のロシア未来派(ロシア・アヴァンギャルド)を代表するソ連の詩人。1930年、36歳の時に自殺したといわれてきたが、後年他...

フリーメイスン もうひとつの近代史

バチカンものとセットになってよく登場するフリーメイスン。所詮下世話な好奇心があるだけなんだが、この際一度アカデミックに学んでみてもよかろう。フリーメイスン もうひとつの近代史 (講談社選書メチエ)竹下 節子 講談社 2015-06-11by G-Tools案の定、秘密結社やxxxの影にフリーメイソンあり、といった下世話な好奇心を満たしてくれる本ではなかったし、フリーメイスンとは何ぞや、というより、近代における宗教史の要素の...

ドグラ・マグラ

なぜか唐突に、夢野 久作。青空文庫は電車の中で立っていてもスマホで読めるので、「無月物語」を読了後、なぜか夢野久作なんかを選んでみた。彼の代表作は「ドグラ・マグラ」なる、奇怪なタイトルの本らしい。青空文庫へは下記からどうぞ。ドグラ・マグラ 夢野 久作日本三大奇書だの、読んだ人は気が狂うだの、ネットには凄い脅し文句がいっぱい。解説だの解読だのが必要な一冊らしいのである。ちなみに三大奇書のあと2冊はこれら...

無月物語

再び、青空文庫にて久生十蘭を読む。どうでもいいことだが、このブログを書くまでずっと、「雨月物語」だと勘違いしていた。おーあの、「雨月物語」と同じタイトルか! 否、これは「無月物語」。ご興味のある方は、下記青空文庫からタダでどうぞ。図書カード:無月物語 - 青空文庫時は平安期、後白河法皇の院政中。京の加茂の川原での死罪場面から始まる。死刑される当の人は、中納言藤原泰文の妻の公子と泰文の末娘の花世で、公...

月に吠える

既に青空文庫で読めるようになっているので、実に様々ばバージョンがあるのだが、私が古本カフェで購入したのは、初版本の復刻版として、昭和54年に発刊されたもの。復刻版と知らなければ、まさに初版本かと思ってしまう程の見事な復刻版。装丁買いでもある。下の写真はいまひとつだが、実物は大事に取っておきたくなる古式ゆかしい本。近代文学館〈精選 〔14〕〉月に吠える―名著複刻全集 (1972年) 荻原朔太郎日本文学に疎く、詩...

十蘭万華鏡

絶不調の時は、十蘭だ!!! 十蘭万華鏡 (河出文庫)(2011/02/04)久生 十蘭商品詳細を見る<収録作品>・花束町一番地・贖罪・大竜巻・ヒコスケと艦長・三笠の月・少年・花合せ・再会・天国の登り口・雲の小径・川波・一の倉沢フランス滞在物、戦後世相物、戦記物、漂流記、古代史物と、かなりバラエティーのとんだ収録。選りすぐり感にはちょっと欠けるけど、どうも ”入手困難傑作選” と河出さんは述べている。十蘭ものもだいぶ慣...

魔都

表紙が気に入ったのでアマゾンからは、この版で登場してもらったが、私が今回読んだのは、青空文庫からのいただきもので、めずらしくiPhoneでのe-book読書。読み始めたのがいつだか全く覚えていない。手持ちの本を開けない立ち状態での電車の中で、チマチマと読んでいたが、やっと読了。最後は一気。魔都―久生十蘭コレクション (朝日文芸文庫)(1995/02)久生 十蘭商品詳細を見る甲戌の歳も押詰って、今日は一年のドンじりという極月...

Appendix

プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

Calendar

<
>
- - - - - - -
- - - - - 12
3 4 5 6 7 89
10 11 12 13 14 1516
17 18 19 20 21 2223
24 25 26 27 28 2930
31 - - - - - -

全記事

フリーエリア

フリーエリア