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亡命ロシア料理

何でも、1996年に出た本がインターネットで話題になり、新装版として再刊されたらしい。著者はふたりとも70年代にアメリカに移住し、亡命ロシア人向けの新聞や雑誌の編集に携わっている。迫害を受けての亡命ではなく、あくまで移住らしい。1970年代にデタント(緊張緩和)を受けて国外に出たロシア人(その頃はまだソ連)は、”第三の波”と呼ばれるほど沢山いたらしい。Twitterで煽られ、とうとう根負けして買ってしまったこの本...

南十字星共和国

「白水Uブックス 海外小説永遠の本棚」はお気に入りのシリーズ。ロシアにもめげず、どうみてもタイトル買いの一冊。ワレルイ・ブリューソフ(1873-1924)は、ロシアの詩人・小説家でロシア象徴主義を代表する作家というが、その”象徴主義”が何なのかはよくわからん。もともとは1973年に白水社から出ている「20世紀のロシア小説」のシリーズの一冊だったが、この1973年版はほぼ入手不可なので、待ってました!の方々には待望の刊行...

図書館大戦争

新刊書店にも並ぶほどの新しさ。表紙はツヤツヤ紙で私好みではない。ロシア・ブッカー賞受賞作品だそう(ロシア・ブッカー賞というものがあったんだ!)。でも図書館という言葉にはちょっと惹かれる。ミハイル エリザーロフ は、1973年ウクライナ生まれというから、若い作家。図書館大戦争ミハイル エリザーロフ 北川 和美 河出書房新社 2015-11-26by G-Tools紹介はアマゾンから・・・秘密の力を持つ7つの本をめぐり、図書館・読...

チェゲムのサンドロおじさん

未読の文学の冒険シリーズも、ロシアものや英米ものばかりが残ってきてしまった。これもずいぶん前に入手したと思うが、どうにも掴みどころのないタイトルに騙されてほったらかしていた。ファジリ イスカンデルの名前を知るはずもなく、そもそもどの国の方かも理解しないままのほったらかし加減だった。チェゲムのサンドロおじさん (文学の冒険シリーズ)ファジリ イスカンデル 浦 雅春 国書刊行会 2002-02by G-Tools世界には当た...

犬の心臓

特段ロシアンウィークを開催しているわけではないけれど、こういう連続って結構よくある。「チャパーエフと空虚」 に続く、ロシアの大御所、あの「巨匠とマルガリータ」の作者ミハイル・ブルガーコフが1924年に著し、発禁処分をくらい、1960年代に不完全ながら初めて陽の目を見、1989年に完全版が出版されたという問題作。犬の心臓 (KAWADEルネサンス)(2012/01/24)ミハイル・A・ブルガーコフ商品詳細を見るロシア革命の混乱が残る...

チェパーエフと空虚

1962年生まれのロシアのポストモダン作家。ベストセラー作家。奇才。私にとっては未開の地ロシアに、さァ、新風を吹き込んでおくれ・・・チャパーエフと空虚(2007/04)ヴィクトル ペレーヴィン商品詳細を見るペレストロイカの果てのソ連崩壊1991年はよく憶えている。そんなことが起こるんだと、とにかく驚いた記憶は今でも鮮明。その後の市場経済導入。戦後の日本のようなものを想像してよいのかどうか、でも単なる体制の変化では済...

ロシア短篇集

Amazonでは売っていない・・・こんなことは初めてだ。仕方ないので版元の国書刊行会のHPを紹介。ロシア短篇集 バベルの図書館16  あ、紀伊国屋 でも買えました。興味がある方はお早めに!「バベルの図書館」にロシア文学はちょっと意外な感じ、それも大御所の3篇。このシリーズじゃなかったら、100年後にも読んだとは思えない。あのボルヘスが序文でどんな風に紹介して、そしてこのロシアの巨匠たちの何にそれほど感銘を受けた...

Watermark

「ヴェネツィア 水の迷宮の夢」のオリジナル。いただきものの本(どうも有難うございます)。 英語版と翻訳版を両方読むことはまずないので、私にとってはかなり希有な経験。Joseph Brodskyはロシアの詩人なのでオリジナルはロシア語かと思っていたら、彼はソ連時代に迫害を受け、結局アメリカに亡命し、このWATERMARKは亡命後英語で書かれたものだった。だからこれがオリジナル。彼は毎年冬になるとヴェネチアを訪れている。Wate...

ヴェネツィア 水の迷宮の夢

数年前に読んだのですが、内容はよく憶えていない。とうのも、これ小説ではなく、ほとんど詩なんです、散文というのか・・・Joseph Brodsky:Watermarkヴェネツィア 水の迷宮の夢(1996/01/17)ヨシフ・ブロツキー商品詳細を見る冬のベネチアの情景が続くだけなのですが、水と光と影のぼおっとしたイメージしか思い出せない。私がベネチアを訪れたのは真夏のにぎやかな時期で、その時の思い出とこの本のベネチアが、どうにもシンクロ...

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プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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