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奇跡なす者たち

「宇宙探偵マグナス・リドルフ」 「天界の眼: 切れ者キューゲルの冒険」に続き、三冊目のJack Vance。国書刊行会では、ジャック・ヴァンス・トレジャリーの第3巻目、『スペース・オペラ』がまもなく発売になろうとしている。うれしいなあ・・・奇跡なす者たち (未来の文学)ジャック・ヴァンス 浅倉久志 国書刊行会 2011-09-26by G-Tools今回は短篇集「フィルスクの陶匠」(酒井昭伸訳) The Potters of Firsk「音」(浅倉久志訳...

ホーソーン短篇小説集

先日「緋文字」を読んだときに、未読棚にはこんな文庫本があったことを思い出した。緋文字に至るまでのホーソーン歴の方が圧倒的にインパクトが強くて、緋文字で初めて、ホーソーンてそもそも・・・を知ったのだった。で、よくよく気づくと、この短篇集はかなりダブリがあったが、まあ、気にせずあらためてホーソーンに取り組もう(だって、読んだそばから忘れちゃうし)ホーソーン短篇小説集 (岩波文庫)ホーソーン 坂下 昇 岩波書...

満ちみてる生

未知谷のTwitterで煽る、煽る。あまりの攻撃に逆らえなくなり、とうとうポチってしまった。John Fanteは初だが、生粋のアメリカ生まれ、アメリカ育ちだが、イタリア移民の子供として生まれた彼の作品から、イタリアは切り離せない。石工の父、敬虔なカトリック信者の母。このモノクロの装丁と文学的タイトル(原題は、Full of Life)から小難しい本のような印象だったが、それはあっけなく覆された。満ちみてる生ジョン・ファンテ ...

天界の眼: 切れ者キューゲルの冒険

「宇宙探偵マグナス・リドルフ」がえらく気に入ってしまったので、ジャック・ヴァンス・トレジャリーシリーズの第2巻を、古本を待たずに新刊書店でつい買ってしまった。我慢できなかった。天界の眼: 切れ者キューゲルの冒険 (ジャック・ヴァンス・トレジャリー)ジャック・ヴァンス 中村融 国書刊行会 2016-11-25by G-Tools快男児キューゲルのゆくところ、火のないところに煙が立つ!行く先々で大騒動を巻き起こす、自称切れ者キュ...

The Crossing

「The Burning Room」で引退してしまったBoschが心配で(笑)、結局次作に手を伸ばした。これは2015年出版。これでとうとう残すところ昨年2016年に出た一冊を残すのみだが、こちらはまだマスマーケット版がでていない。ということで、目出度く最新号にキャッチアップと相成った。The Crossing (A Harry Bosch Novel)Michael Connelly Vision 2016-10-25by G-Tools引退した(させられた)Boschは予想どおりだった。仕事がなくては...

The Burning Room

2014年に出たこの本。ふふふ・・・Boschシリーズはもう最新号までキャッチアップしたも同然。昨年1冊、今年1冊出版されているが、もう大事にとっておいた方がいいくらい。The Burning Room (A Harry Bosch Novel)Michael Connelly Grand Central Publishing 2015-07-28by G-ToolsOpen-Unsolved Unitに引き続き所属しているBosch。今のパートナーはルーキーの女性、メキシコ系のLucia Soto。 10年前に起きた事件を追うのだが、その...

宇宙探偵マグナス・リドルフ

Jack Vanceって誰?の私はSFには興味がない。SFから入るつもりはなくても、SFに行き着いてしまうことはあるが、Jack Vanceもそんな一人だ。どうも ”探偵” という言葉に弱い。それが宇宙探偵だなんて、しかもこの気味悪い(笑)毒々しい表紙にやられた。でもSF好きには神様のような作家らしい。1916年8月28日 - 2013年5月26日、つまり御年96歳まで生きた長寿のアメリカ人。宇宙探偵マグナス・リドルフ (ジャック・ヴァンス・トレ...

A Tree grows in Brooklyn

「When books went to war」のあとにポチッたのがこちら。日本では「ブルックリン物語」として映画が公開された(監督はエリア・カザン!)。原作の翻訳版は探せなかった(あるのか、ないのか?)映画については、そこそこレビューや感想が見つかるが、原作本へのそれはほぼ皆無。Armed Services Edition としてダントツ人気のこの本は、アメリカであれば、ああ。。。。な存在なのだろうが、日本ではとても知名度が低いということ...

When books went to war

邦訳『戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)』のオリジナル英語版。第二次世界大戦中、軍と出版界がタッグを組み、アメリカは戦地の兵士たちに図書を送るという壮大なプロジェクトを行った。その数、およそ一億四千万冊。ナチスによる焚書約一億冊を上回る数となる。そしてArmed Services Edition (邦訳では兵隊文庫となっていた)なるスペシャル仕様も開発された。When Books Went to War: The Stories That Helped Us Win World...

競売ナンバー49の叫び

謎の作家ピンチョンの本は家に何冊かあるが、いまだに手を出したことがなかった。否、正確にいうと、この「競売ナンバー49の叫び」は、最初の数10ページ読んでは放り投げるということを2-3度やった。名高き難解王ピンチョンの作品の中でも、この「競売ナンバー49の叫び」は初心者向けらしい。実際に、所謂小難しいことばっかり書いている頭よさそうな人が読む本ではなく、平易な書き方なのに、気づくと迷子になるタイプの難解本だ...

Stoner

英語のPBを買ったつもりが、届いたものがドイツ語版だった。英語版を買い直そうと思ったら結構高くてめげた。結局、Amazon USへ飛んで、Kindle版にした。Stoner (New York Review Books Classics)John Williams John McGahern NYRB Classics 2006-06-20by G-Tools半世紀の時を経て、今静かなブームになっているらしい。イアン・マキューアンやらトム・ハンクスやらジュリアン・バーンズの絶賛コメントも目にする。ごくごく平凡な...

緋文字

Nathaniel Hawthorne(1804 – 1864)。19世紀のアメリカを代表する作家の一人だ。同年代では、ポーやメルヴィル、ソローなんかがいるという文学の第一次(?)黄金期のひとりだ。本の最初は「税関」と題したプロローグがあるが、これは実際に税関で働いていたホーソーンが「緋文字」にたどり着くまでのいきさつ。実はここで最初躓き、一旦諦めたので、今回は2度目の挑戦だった。完訳 緋文字 (岩波文庫)N. ホーソーン Nathaniel Haw...

ヒトラー・マネー

以前、「ヒトラーの贋札」なる映画を見たときに知った、「ベルンハルト作戦」というナチスによる贋札作戦。本屋で何となく見つけてしまったこの本は、そのベルンハルト作戦のノンフィクション版。著者のローレンス・マルキンはアメリカの大ベテランのジャーナリスト。【文庫】 ヒトラー・マネー (文芸社文庫 マ 1-1)著者:ローレンス・マルキン 訳者:徳川 家広 文芸社 2015-10-02by G-Tools映画の方は、ドル札の贋札作りだったが、...

The Black Box

Michael Connellyは、読んだ後人に回している、正確には差し上げている。ウチの会社のITコンサル、カナダ人が時々、”またBoschを頼むよ”とメールが入るので、2-3冊づつちゃんと出版順に差し上げている。そんな催促が来ると、追いつかれないように、私も次の1冊を手に取る。シリーズ何作目なのか、よくわからなくなってきたが、オリジナルは2012年発売。最新版にはもう追いついたも同然じゃん。。。The Black Box (Harry Bosch)Mich...

移動祝祭日

この先もHemingwayを読むとは思えない。好きになれない理由はいくつでも挙げられるが、それとて喰わず嫌いの範疇をでることはないんだが、マッチョな冒険家で、ハンティングやフィッシングに代表されるスポーツマン、これだけでも私の好みからは外れる(笑) でもどうしてこれは買ってしまったのかというと、これがとんと思い出せないが、何かの本で『移動祝祭日』が登場したからで、この『移動祝祭日』というタイトルにぞっこん...

Appendix

プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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