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ポータブル文学小史

「バートルビーと仲間たち」という本が数年前に出て、それは結構評判がよかったみたいなのだけど、私には実際それほどでもなくて、この次回作は二の足を踏んでいた。古本カフェで発見し、¥1200で手を打つ。おっと、次回作かと思ったらこちらはスペインでは1985年に先に出版され、邦訳出版とは逆なんだ。奇才を生むスペインバルセロナのEnrique Vila-Matasの作品。ポータブル文学小史(2011/02/15)エンリーケ・ビラ=マタス商品詳細...

The Education of the Stoic

Pessoaはもう日本語は見つからない(たぶんない)。評論の類はあるけれど、異名であろうと、彼の名前であろうと、作品自体がいまだ発掘途中なのだろうから仕方ないけれど、Amazon UKあたりで探すと、偶然にもこんなものがみつかったりする。Education Of The Stoic, The()Fernando Pessoa商品詳細を見るそもそもPessoaの本というけれど、すべては他人により編纂されたもので、彼自身は断片を時にタイプし、時には手書きのまま、あ...

バラルダ物語

”珍しいですね” と古本カフェのお兄さんに言われた。何言ってんだい!そもそもこの牧野信一なる作家のことを私に教えてくれたのはアンタでしょ。。。。牧野信一なる人は、1896年(明治29年)小田原に生まれた。東京と小田原を行き来する人生を送り、最後は39歳の若さで自殺を遂げる。そう、我が故郷の作家でありながら、我が高校の先輩で、そして恥ずかしながら初めて聞く名前だった。バラルダ物語 (福武文庫)「夢と快楽の夭折作...

分身

ちょっと休憩していたけど、再び「書物の王国」シリーズ。分身 (書物の王国)(1999/01)泉 鏡花商品詳細を見る「十二月の夜」 アルフレッド・ド・ミュッセ(Alfred de Musset)「大晦日の夜の冒険」 Die abenteuer der silvester-nacht E・T・A・ホフマン(E. T. A. Hoffmann)「ウイリアム・ウィルスン」 エドガー・アラン・ポオ(Edgar Allan Poe)「詛いの星をいただく騎士」 テオフィル・ゴーチェ(Théophile Gautier)「双子の一人」...

Saint Maybe

「Dinner at the Homesick Restaurant」を読んで、また読むかも、Anne Tyler・・・と言っていたら本当にまた読んでしまった。Saint Maybe(1992/08/23)Anne Tyler商品詳細を見る舞台は1960年代のボルチモア。長男Dannyがふたりの子連れのLucyと結婚したことから、Bedloe家の幸福が崩れはじめた。高校生の次男Ianは、Lucyが浮気していて、結婚後に生まれたDaphneは兄さんの子じゃないかも、と口にした直後、Dannyは事故とも自殺とも...

きびしい冬

しつこくレーモン・クノー・コレクション。これくらいの薄さならほぼ定価でも (出版したばかりの本だけど、ちょっとだけ安くなっていた古本を見つけた!) 買ってあげられるし、構えずに読み始められる。きびしい冬 (レーモン・クノー・コレクション)(2012/02)レーモン クノー商品詳細を見る舞台はクノーの生まれ故郷ル・アーブル。時は第一次世界大戦。主人公のルアモーは33歳で、名誉負傷の軍人として情報部門で働いている。...

ロシア短篇集

Amazonでは売っていない・・・こんなことは初めてだ。仕方ないので版元の国書刊行会のHPを紹介。ロシア短篇集 バベルの図書館16  あ、紀伊国屋 でも買えました。興味がある方はお早めに!「バベルの図書館」にロシア文学はちょっと意外な感じ、それも大御所の3篇。このシリーズじゃなかったら、100年後にも読んだとは思えない。あのボルヘスが序文でどんな風に紹介して、そしてこのロシアの巨匠たちの何にそれほど感銘を受けた...

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プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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