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人生の日曜日

どんどん発刊されるレーモン・クノー・コレクション。どんどん読まなきゃ。人生の日曜日 (レーモン・クノー・コレクション)(2012/03)レーモン クノー商品詳細を見る万年二等兵のブリュは、オールドミスで20も年上の小間物屋ジュリアに見初められ、結婚する。一人で新婚旅行に行くはめになったり、店番をしながら時計の針の動きを追いかけたり、界隈の犬どもを垂れ流す糞の固さと色で識別しようとしたり、マイペースでどたばた続き...

無慈悲な昼食

今年2月に出たばかりのほぼ新刊ながら、このタイトルと表紙の無気味な絵がどうにも気になる。”騙されるんだろうなあ” と覚悟の上、ポチってみる。久しぶりのラテンアメリカはコロンビアの作家。騙されるどころかかなりの大当たり。”ガルシア=マルケスの再来との呼び声が高い” らしいけれど、いや、ガルシア=マルケスとはちと違うけど、リズミカルで無駄がなく、ドタバタものながらラテンアメリカらしからぬ(?)洗練された文...

選ばれた女<1>

これぞ ”物語” みたいなものを時には読んでみたくなる。2段組で1ページにびっしり文字が並ぶ、それが上下巻で約1000ページ。西欧でプルースト、ジョイスに比肩しうると絶賛された「世紀の傑作」とも評されている(そんなに凄いのか?) 確かに昨今の軽い軽い本たちの究極にあるようなずっしりとした本で、1968年のアカデミー・フランセーズ小説大賞受賞の恋愛大河小説。長篇小説ってとにかくこれを書いた人、翻訳した人ってそ...

時は老いをいそぐ

そして、暖め眺め続けたTabucchi。装丁のモノクロ写真がいい。Tribute効果ってこともないだろうけど、先月発売したばかりにも関わらず、ネット上では書評も感想も意外に多くて、結構読まれているんだと思うと嬉しい。オリジナルは2009年。時は老いをいそぐ(2012/02/21)アントニオ・タブッキ商品詳細を見る「影を追いかければ、時は老いをいそぐ」(ソクラテス以前の哲学者による断章、伝クリティアス)これが本のエピグラム。9篇の...

セザンヌ展

気を取り直して、というわけにはいかないけれど、セザンヌ展の報告。今回はセザンヌの作品 ”ばっかり” 約90点(ばっかり、というのが素晴らしい!)いつからセザンヌが好きになったのかよく覚えていない。でもどの絵に惹かれたのかというと、Mont Sainte-Victoire (サント=ヴィクトワール山)。それがどうしてなのかは未だに自分でもよくわからない。Mont Sainte-Victoireは連作で彼の晩年の作品。晩年のほとんどはこの山のあ...

追悼:Antonio Tabucchi

先週、Amazonをそぞろ歩いていたら、Tabucchi の新作を見つけた。短篇集らしい。既に英語で読んだものなのかどうか、ドキドキしながら調べまくり、これは違うと結論し、ポチッた。Weekdayに途切れ途切れ読むのは勿体無いし、申し訳ないので、今週末のために毎日眺めながら開かずにとってあった。時は老いをいそぐ(2012/02/21)アントニオ・タブッキ商品詳細を見る本日午後は仕事をサボって 代休をとって、国立新美術館で始まったば...

Distant Star

昨年夏以来のRoberto Bolano。この暗さ、不可解さ、怪しさ、邪悪さ。アメリカではどんどん翻訳本が出ている。一般受けするとは思えないけれど、独特の世界観は、私が今まで読んできた、逆境でも貧困でもどこか明るいラテンアメリカ文学とは違うもの。商業的な成功は保証しないけれど、日本でももっと紹介するべきだと私は思うんだけど・・・Distant Star (New Directions Paperbook)(2004/12/30)Roberto Bolano、Chris Andrews 他...

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プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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