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ブロディーの報告書

そう云えば、最近岩波文庫でラテンアメリカ文学がわんさと復刊を遂げているらしい。コルタサルなんて続々発売されていて、手持ち在庫との照合が追いついていない。文庫本があまり好きではない私は(でも最近ちょっと増えた)、実は岩波文庫在庫がとても少ない。中学や高校の頃は、それでも”古典”と呼ばれるものを少しは読んだけど、その頃本と云えば、岩波文庫だったはず。。。 改めて最近の岩波文庫を眺めてみると、背表紙はあの...

創造者

この本を導いてくれたのはこれ。 「レオポルド・ルゴーネスに捧げる」と題した献辞から始まるこの本。図書館のルゴーネスの執務室でこの書物を彼に渡す。ここでボルヘスの夢は崩れ、彼が既に自殺していることを悟る。”わたし自身の見栄と懐旧の情が、ありえない光景を生み出したのだ。そのとおりかも知れない、と私は呟く。だが、明日は私も死ぬのだ、わたしたち二人の時はない交ぜられ、年譜は象徴の世界に消える、だからある意...

死の同心円

掻き集めた「バベルの図書館」から早速1冊。未読本棚にこの「バベルの図書館」シリーズが10冊並んでいるのは壮観!いやいや、そんなことに喜んでいる場合ではなく、とっとと既読本棚に移してあげないといけない。死の同心円 (バベルの図書館)(1988/06)ジャック・ロンドン商品詳細を見る収録作品は下記の5篇。「マプヒの家」「生命の掟」「恥っかき」「死の同心円」「影と光」Jack Londonの作品は初めて。経歴も知らない。ってこと...

書物史のために

古本カフェにてゲット。晶文社「本の本」シリーズはお気に入りなので買ってみる。書物史のために(2002/03/31)宮下 志朗商品詳細を見る宮下志朗氏というのは、「ラブレー周遊記」の著者としてしか存じませんでしたが、フランス文学者にて東京大学の教授(今は引退)、最近では、『ガルガンチュアとパンタグリュエル』の新訳(ちくま文庫)の翻訳もやったとかで、古典文学を読み砕くということが専門らしい。読み砕くというのは、私...

おやつ泥棒

これは密かな傑作!密かなというのは、このモンタルバーノ警部シリーズの邦訳は2冊しかなく、もう1冊は、「モンタルバーノ警部―悲しきバイオリン」というもので、これ1冊で私はガシッと胸倉を掴まれたものの、そうは云っても、2冊では番外篇に甘んじてしまう。でもAndrea Camilleriは本国ではベストセラー作家で、このシリーズも20冊近くでていて、ドラマ化もされているらしい。じゃ、どーして邦訳がないかというと、単純に商業ベ...

The Narrows

あら、見事に「The Poet」の続篇。これはやっぱり「The Poet」を読んでおかないと話しが盛り上がらない。Boscheより先にRachelが登場し、あのThe Poetが再び現れたと宣告される。そして「A Darkness More Than Night」で競演した元EBIのTerry McCalebが亡き者になったところから話しは始まる(この出だしはかなりショッキング)。彼もThe Poetの被害者なのだろうか?という振りからBoschを捜査に巻き込み、豪華キャスティングで堂...

新篇 「バベルの図書館」

土曜出勤の疲れも抜けきれぬ今朝、ぼ~~~とした頭のまま開いたGoogle。あの「バベルの図書館」が新篇として発売される!というニュースが駆け巡った(そのぼ~っとした頭の中に・・・)「バベルの図書館」はこんなんやこんなんで、ここのブログでも数冊登場しているけれど、ボルヘス編纂の短篇集。変型サイズでカバーつきながらなんとも独特の装丁デザインで、各篇についているボルヘスの序文は時には本篇よりそっちが楽しみとい...

Appendix

プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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