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千夜一夜物語―ガラン版

折角なので、「バートン版」 と比較してみよう。千夜一夜物語―ガラン版 (バベルの図書館 24)ガラン版からボルヘスが選んだのは「盲人ババ・アブダラの物語」と「アラジンの奇跡のランプ」の2篇。「アラジンの奇跡のランプ」はあの”アラジンの魔法のランプ”のことね。これが実は、ガランが創作(でっちあげ?)した似非千夜一夜物語だというから、児童書以来のランプのお話しが楽しみ。語り継がれる千夜一夜物語の末裔にガランも加...

見えないものたちの踊り

「罪のスガタ」以来のSilvano Agosti。電子書籍とオンデマンド書籍で発売という形式に初めてお目にかかり、そのオンデマンド版とやらを購入。キレイなカラーコピーといった感じのソフトカバー版風の本が届いた。見えないものたちの踊り (オンデマンドブックス)(2011/11/27)シルヴァーノ・アゴスティ商品詳細を見る「罪のスガタ」の翻訳をした野村雅夫氏を含む大阪ドーナッツクラブの面々が翻訳を行った92編の短い短篇集は、ローマ...

楽園への道

「フリアとシナリオライター」がえらく気に入ったので、それからMario Vargas Llosaを探しているのだけれど、読みたい本は案外いいお値段で困っていた。で、とりあえず手の届く範囲のこれから。Mario Vargas Llosaは2010年にノーベル文学賞を受賞しているけれど、よくよく調べたら、フィクションはほぼ漏れなく邦訳化されているという凄い作家だった。これは本邦初。楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)(2008/01/10)...

詩人と狂人たち

「ブラウン神父」シリーズに先駆けて書かれたチェスタトンの作品。ブラウン神父を読んだ人に言わせると、その先に登場した「ブラウン神父」との共通項(及び相違)にどうもなるほど、と思えるらしい(私はいまだKindle版をiPhoneにいれてほったらかし・・・)詩人と狂人たち (創元推理文庫 M チ 3-8)(1977/09)G.K.チェスタトン商品詳細を見る主人公、そして探偵役は自称、三流詩人、一流画家にして、狂人の理解者、ガブリエル・ゲ...

無分別

ロベルト・ボラーニョ絶賛! と帯にある。表紙のグロテスクな悶絶の表情は、確かにBolanoの世界に通じるものがある。わかりました、読んでみましょう・・・無分別 (エクス・リブリス)(2012/08/07)オラシオ・カステジャーノス・モヤ商品詳細を見る「おれの精神は正常でない」 という一言から始まるこの小説。そこに黄色いマーカーを引き、手帳に書き写す「わたし」。「わたし」はある国家の軍隊による、先住民の大量虐殺の生き残り...

ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら

中世ドイツに実在したと云われる、伝説の悪戯坊主で奇人変人の有名人にて札付きの厄介者で、捻くれ者。彼の悪戯遍歴エピソードが口承で伝わり、15世紀に民衆本としてまとめられたそうだが、口承だけあって、首尾一貫性にはちょっと欠け、各地での伝承がバリエーションを生み、尾ひれもつき、編纂されている印象。日本では「みみずく太郎」というタイトルで子供向けのお伽噺にもなったと知ったけれど、そのみみずく太郎君は、私の読...

The Patience of the Spider

ええっと、何冊目だっけ?と数えないと何巻目がわからなくなってきたMontalbanoシリーズ。8巻目だった。ふと気付くと、本の中で通貨がリラからユーロに変わっていた。そーか、シチリアもEUだったのね。The Patience of the Spider(2007/04/06)Andrea Camilleri商品詳細を見る話しは前巻でダメージを喰らった彼の元に恋人Liviaが駆けつけたところから始まる。二人水入らずでのんびり出来るかと思いきや、少女失踪、誘拐か?!という...

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プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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