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そのとき、本が生まれた

某国営放送で、こんなタイトルの番組があったっけ?(”そのとき、歴史がどうしたこうした”) いくらなんでももう少しどうにかならなかったものか・・・ これは書物の歴史ではなく、グーテンベルグの活版印刷発明後わずか50年、海の都ヴェネチアは実は「本の都」だったというお話し。当時ヨーロッパで出版された本の半数がヴェネチアで印刷されており、出版業界の起源としてのヴェネチアの姿を描く。そのとき、本が生まれた(2013/...

悪い娘の悪戯

リョサは本当にノーベル文学賞作家なのか?コメディは書くし、エロスも描くし、そして2006年、リョサが70歳にして書いたのは、1950年代から40年に渡る一組の男女の波乱万丈のこんな大恋愛大河小説。読みやすくてすっかりのめりこんで、分厚さもなんのその、あれよあれよという間に読了。読後感も、アァ~気持ちいい。悪い娘の悪戯(2011/12/23)マリオ・バルガス=リョサ商品詳細を見るスタートは1950年代のリマ。リカルド少年が恋に...

The Chalk Circle Man

「The Three Evangelists」 を読了後、早速シリーズ第2巻に行こうと思ったら、英訳がない(ちなみに、邦訳は3巻まで出ている)。唖然・呆然。。。英語版で作ってしまった世界が壊れてしまうのは悲しいので、邦訳はなかったことにし、別シリーズ、Commissaire Adamsbergに飛ぶことにした。Chalk Circle Man (Commissaire Adamsberg)(2010/01/01)Fred Vargas商品詳細を見るフレンチミステリーをちょっと齧ったくらいで、比較文化論...

コリーニ事件

「犯罪」を読み、「罪悪」も読んでしまったFerdinand Von Schirach。2作とも評判は上々で、ついつい3冊目にも手を出す。ドイツで35万部、日本では、最近話題の「本屋大賞」の翻訳小説部門で第一位。人気者にはそっぽを向く私でも、過去の実績がものを云い、素通りするにはちょいと惜しい。「犯罪」を読んだ時に聞きかじった ”ナチの黒い影を背負った戦後ドイツの法曹界スキャンダルを題材にした本” を書いている・・というのがど...

類推の山

René Daumal(1908-1944) 36歳で結核のため早すぎる死を迎えるが、その死の瞬間まで書き続けていたのがこの「類推の山」。未完の傑作にして奇作。彼はフランスシュールレアリスム運動の傍流といわれるが、傍流などと呼んではいけない。なんといってもこれは、非ユークリッド的にして、象徴的に真実を物語る、登山冒険小説なんだから。。。類推の山 (河出文庫)(1996/07)ルネ ドーマル商品詳細を見る 「類推の山」(オリジナルは ...

人類の星の時間

Zweigは重い、そしてやたらドラマチック。その過剰さにお腹が一杯になり過ぎる時があるけれど、そのドラマチックさ故に、期待が膨らみまた読んでしまう。「マリー・アントワネット」 に代表されるような歴史ものが得意でもある彼が書いた、世界を変えた一瞬を切り取った12篇の話し。後世から見たら ”世界を変えた一瞬” になってしまうけれど、その一瞬を深く掘り下げつつ、相も変わらず自らの視点と心理描写満載の1冊。これも彼...

継母礼讃

最近気に入っているマリオ・バルガス=リョサ。ノーベル文学賞受賞だからといって、簡単に喰わず嫌いをしちゃいけないなあ・・・と反省させてくれる。元はリアリティーの世界を描いていたというけれど、固いばかりでもなく、コメディーもどきも書くし、文章はやっぱり上手いし、構成も上手いし、プロットも面白いし、のめりこんで読めるので読了後も気持ちいい。継母礼讃 (中公文庫)(2012/10/23)マリオ・バルガス=リョサ商品詳細を...

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プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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