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最後のロマン主義者~バルベー・ドールヴィイの小説宇宙

最後のロマン主義者とは、「デ・トゥーシュの騎士」のバルベー・ドールヴィイ。この本の翻訳をした中条省平氏を知ったのは、ダニエル・ペナック 「人喰い鬼のお愉しみ」を読んだ時。翻訳者というより、フランス文学の研究者で、専門は19世紀あたり。光文社古典新訳文庫では、この時代の作品の新訳を結構出している。「デ・トーシュの騎士」や、「人喰い鬼のお愉しみ」でその翻訳の上手さは存じていたが、こんなxxx論的なものを...

パノラマニア十蘭

「久生十蘭ジュラネスク」の次はこちらで。パノラマニア十蘭 (河出文庫)(2011/09/03)久生 十蘭商品詳細を見るこれは傑作集(いや、いつも傑作集か・・・)。「「女傑」号」「巴里の雨」「風祭り」「幸福物語」「手紙」「半未亡人」「田舎だより」「ひどい煙」「重吉漂流紀聞」「ボニン島物語」パリ物、都会物、戦地物、風俗小説、時代小説、漂流記と、相変わらずの七変化。いやはや面白かった。よくよく考えると、題材が優れている...

イカロスの墜落

自在の輪 (叢書 創造の小径) だけではやはり何とも残念なので、もう1冊入手した(結局)。今回はピカソ。イカロスの墜落 (1974年) (創造の小径)(1974)岡本 太郎商品詳細を見る『イカロスの墜落』、正式タイトルは、”悪にうちかつ生命力と精神力” は、パリのユネスコ本部の大ホールを飾るピカソの壁画。この本は、彼がこの作品のためのデッサンを描きはじめた最初から(1957年12月) 完成まで、約2年間にわたる数々のデッサンが...

ゴーレム

グスタフ マイリンクは「ナペルス枢機卿」を読んだ時から次はこれ、と思っていた。チェコあたりの物語にはよく登場するゴーレム。ユダヤ教の伝承に登場する自分で動く泥人形だが、西洋版の妖怪とでも云えばいいいのだが、バリエーションもどんどん増えているらしい(昨今のゲームのモンスター役も引き受けている)。そのゴーレムの怪奇物語なのかと思ったら、この本はゴーレムは時折言及されるものの、あまり本筋とは関係なく、プ...

黄夫人の手

おまけといっては失礼だけれど、久生十蘭が好きなら、こちらもどうですか?と古本カフェのお兄さんに薦められるまま買ってみた。大泉黒石って誰?この明治生まれの文学者の生涯は、途轍もなく波乱万丈の様相だった。黄(ウォン)夫人の手 ---黒石怪奇物語集 (河出文庫)(2013/07/05)大泉 黒石商品詳細を見る「戯談(幽鬼楼)」「曽呂利新左エ門」「弥次郎兵衛と喜多八」「不死身」「眼を捜して歩く男」「尼になる尼」   「青白き屍...

Quiz-装丁を当ててみよう!

Guardian のブックブログからのこんな装丁当てクイズ。Quiz: Can you identify these classic crime novels by their covers?下記2つのジャンルあり。各10問づつ。SF novels quizClassic novels quiz答えを送信すると即座に成績表が表示される。そしてもう一度トライするか、さっさと正解を教えてもらう。どちらのジャンルも、超有名作品ばかりで、読んだことがあるかないかはさておき、タイトルくらいは知っているものがほとんど...

久生十蘭ジュラネスク

先週金曜日に古本カフェにいくと、久生十蘭の文庫本が4-5冊入荷している。わからないので、適当に2冊ください、と云って買った1冊がこれ。その4-5冊すべての帯には、”澁澤龍彥絶賛” とあり、それには思わず、クスっと笑う。出版社も芸がないなァ。龍彥さんにばかり絶賛されて、十蘭さんも苦い顔をしてやしないか?久生十蘭ジュラネスク---珠玉傑作集 (河出文庫)(2010/06/04)久生 十蘭商品詳細を見る「ジゴマ」を除けば、最初に読...

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プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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