Entries

カフカ短篇集

始まりは、ゼーバルトの「目眩まし」。カフカくらい大物メジャーな作家になると、喰わず嫌いの血が騒いでしまい、そっぽを向きがち。といいながら、人並みにはさらっと通ってきた。多くの人は「変身」あたりから入るのだろうか(私はそうだった)?「審判」 に 「失踪者」 も読んだが、ピンとこない。それを180度覆してくれたのが、『禿鷹 (バベルの図書館 4)』 で出会った短篇集。こっちは断然面白かった。カフカ短篇集 (岩波...

愉しみは最後に: 二人のひどく不器用な自殺志願者の往復書簡

10月14日出版された湯気が出そうな新刊。薄いけどその分お手頃価格。パトリス・ルコントは云わずと知れたフランスの映画監督。「仕立て屋の恋」 やら 「髪結いの亭主」 やら、監督もやるが、脚本も書く。本も書くとは知らなかった。あまりにも出版し立てのホヤホヤなので、ググっても誰も感想を書いていないや。。。愉しみは最後に: 二人のひどく不器用な自殺志願者の往復書簡(2014/10/08)パトリス ルコント、ダヴィッド デカン...

ラ・プラタの博物学者

「鳥たちをめぐる冒険」の著者、William Henry Hudsonの一冊。鳥偏愛者だけでなく、こちらはちゃんとNaturalistらしく、お鳥様以外の動物、昆虫も多数登場。そして舞台は南米、パンパの草原、ラ・プラタ。ラ・プラタの博物学者 (岩波文庫 赤 241-3)(1975/08)ハドソン商品詳細を見る何はさておき、パンパなる草原はどんなところかというと、何もない所。山も林も湖も河もない。そこは陸地でありながら、絶海の孤島から眺める大洋を...

花梨の正体

花梨⇒カリンと書けば、のど飴。果実としての花梨をいまだかつて見たことはなかった。今回は、花梨を巡るささやかなエピソード。始まりは金曜日の夜から。千駄木の本屋さん。金曜日の夜にふらりと立ち寄り、いつもの海外文学棚からお安めの新刊2冊、そしてついつい、またまた、保存食レシピの本を買ってしまった。365日、おいしい手作り!「魔法のびん詰め」: とっておきの保存食レシピが満載! (王様文庫)(2012/02/28)こてら み...

私のもらった文学賞

あとがきを入れても160ページで¥3,200は高いよね、みすず書房さん。新刊で見つけたが、値下がりを待ちようやく手を打った。Thomas Bernhard(1931-1989)はオーストリアの小説家。実はなんだかんだと言い訳しながら、作品は未読で、いきなりこんな文学賞暴露本みたいなものから始めてしまった。私のもらった文学賞(2014/06/20)トーマス・ベルンハルト商品詳細を見るベルンハルトが受賞した9つの文学賞に関わる自伝的エピソードと...

大いなる酒宴

「類推の山」ですっかり打ちのめされてしまったRené Daumal。「類推の山」は未完ということになっているので、この「大いなる酒宴」が完成品としての唯一の邦訳。大いなる酒宴 (シュルレアリスムの本棚)(2013/06)ルネ ドーマル商品詳細を見る「シュルレアリスム」の本棚シリーズの栄えある第一回配本が、この「大いなる酒宴」だったのだが、どうも値下がりしてくれなかったので、まずは「サン=ジェルマン大通り一二五番地で」で、...

運命綺譚

「草原に落ちる影」以来、ちょっと休憩したが、再び。こちらはカーレン・ブリクセン名義。運命綺譚 (ちくま文庫)(1996/10)カーレン ブリクセン商品詳細を見る相変わらずよいなあ・・・ よい、だが、それだけでもうそれ以上語ることがなくなってしまった。空を飛べなかった神学生は、海と魚の世界に幸福を見出して真珠採りになり(「水くぐる人」)、旅廻り一座のマリは船主の息子と恋に落ちるが、孤独な天職に戻り(「あらし」)、カ...

Appendix

プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

Calendar

<
>
- - - - - - -
- - - - - 12
3 4 5 6 7 89
10 11 12 13 14 1516
17 18 19 20 21 2223
24 25 26 27 28 2930
- - - - - - -

全記事

フリーエリア

フリーエリア