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夕焼け小焼け

週末の土曜日、小田原の実家を出たら、空が真っ赤だった。19:00を少し回ったところ。一年で一番昼間が長いこの時期。梅雨の隙間の晴れた日には、昼間の長さが実感できる。こんなに真っ赤な夕焼けを見るのは随分と久しぶりだ。いや、もしかしたら夕焼けに気づくことさえない日常だったのかもしれない。写真にはないが、西の真っ赤な夕焼けの端、南の空は見事な青空だった。それも見事という他ないような、空色の空だった。ほんの15...

雪の中の軍曹

Mario Rigoni Stern と云えば 「雪の中の軍曹」 である。が、その評判の高さと相反して、古本市場では高止まりの様相が続いている。もっとも凄惨な戦争記録文学は正直、気が滅入るようで敬遠していたことも事実。とうことで、雷鳥の森 (大人の本棚)マーリオ・リゴーニ ステルン Mario Rigoni Stern だとか、リゴーニ・ステルンの動物記 -北イタリアの森から- (世界傑作童話シリーズ)マーリオ・リゴーニ・ステルン グザヴィエ・...

天国・地獄百科

ボルヘスは久しぶりだ。しかもビオイ・カサーレスとの共作はパワフルな匂いがする。天国・地獄百科 (叢書 アンデスの風)ホルヘ・ルイス ボルヘス アドルフォ ビオイ・カサーレス 牛島 信明 水声社 1991-12by G-Toolsボルヘス爺ちゃんの本だから、中身がなんだかよくわからず買ってしまったが、タイトルどおり「天国・地獄百科」、天国と地獄のアンソロジー。但し、そこはボルヘスとカサーレス、そんじょそこらのアンソロジーとは...

我らの罪を許したまえ

ちょっと気恥ずかしくなるようなタイトル。でもローマ教皇を巡る中世の物語にどうも弱い私。ヒエロニムス・ボスの絵が表紙を飾る。我らの罪を許したまえロマン・サルドゥ 山口 羊子 河出書房新社 2010-05-14by G-Tools1284年の冬、南フランスの司教区で、司教が何者かに惨殺される。シュケ助任司祭は殺人事件の真相を調べるため、謎に包まれた司教の過去を求めてパリに旅立つ。時を同じくして新しく着任した司祭アンノ・ギは、布...

無月物語

再び、青空文庫にて久生十蘭を読む。どうでもいいことだが、このブログを書くまでずっと、「雨月物語」だと勘違いしていた。おーあの、「雨月物語」と同じタイトルか! 否、これは「無月物語」。ご興味のある方は、下記青空文庫からタダでどうぞ。図書カード:無月物語 - 青空文庫時は平安期、後白河法皇の院政中。京の加茂の川原での死罪場面から始まる。死刑される当の人は、中納言藤原泰文の妻の公子と泰文の末娘の花世で、公...

Look Who's Back

邦訳は『帰ってきたヒトラー』。現代に蘇ったヒトラーの話しらしい。ちょっと面白そうだ。世界的ベストセラーでもあるらしい。が、ベストセラーが私の好みであることは少ないし、何よりも1,700円づつの上下巻なんて絶対に嫌だあぁ。こういう時に役に立つのが、Kindleだ。こちらは何とUS$7。迷わずこちらを選択。Look Who's BackTimur Vermes Jamie Bulloch Quercus 2014-03-27by G-Toolsあーなるほど、ベストセラーになるものもわ...

赤い橋の殺人

文庫だけれど、とっても読みやすい光文社古典新訳文庫。小さい文字がてんでダメになった世代にはありがたい。でもこのバルバラって誰?と古本カフェのお兄さんに聞いたら、僕も知らないと云われた。誰なんだ?赤い橋の殺人シャルル・バルバラ  (光文社古典新訳文庫)さて、シャルル・バルバラとは;フランスで150年もの間、忘却の闇に埋もれていた作家が、一人のう日本人研究者によって「発掘」されて、いまや本国でも古典の地位を...

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プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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