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カレル・チャペックの日曜日

ジャケ買いといっていい。しかも薄くて読みやすそう。平日読むのにぴったり、と思って金曜日の夜に古本カフェにて購入したのに、英語を読みながら休憩がてら読んでいたら、weekdayが始まる前に読了してしまった。あ~あ。
カレル・チャペックの日曜日カレル・チャペックの日曜日
(2004/11)
カレル チャペック

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こちらCapekが1920~30年代に書いたエッセイを集めたもの。Capekを今まであまり読まなかったのは、小説というより童話や旅行記ばかりが目に付いて、どうも私の興味範疇から外れた印象があったから。ということで、この本でやっと2冊目。最初は今や絶版の「絶対子工場」(amazonは新訳の「絶対製造工場」しかないんだよね・・・)という近未来SF小説。Karel Capekといえばチェコの国民的作家。チェコといったらカフカが最初に浮かんでしまうけど、カフカはドイツ語作家だから、どうも母国語であるチェコ語で書かなかったからという理由で親近感は薄れるらしい。

結局90年も昔という時代と(大戦の狭間だ)、チェコというよく知らない国の作家のエッセイは何とも掴みどころがなく終わってしまった。語り口はユーモアたっぷりで軽妙だけど、あからさまな文明批判や政治批判でもなし(でもそうだよね?)、皮肉たっぷりって感じでもなし、その直線的でないところがかえって難しい。

でもそれじゃあ、あまりにも能がないので、「本はどこへ消えるか」という章からひとつ。
本屋でこの本は絶対に買うべきである、と意気揚々として購入し、1ヶ月かそこらはいつでも手に取れるところに置いてある。がその後誰かに貸すかどうかして、跡形もなく消えるそうな・・・
でもきっと、どこかにあるのです。私は、「どこかにある」という、途方もなく大きな書斎を持っています。本は通常、ある種の闇に包まれた、つまり「どこかに在る」という半存在的性格をもった奇妙な物質に属しています。・・・・ですから、本たちは、あの本はどこにあるんだと探し回られることもなく、平安をさまたげられることもありません。

こんな屁理屈を言いそうな人物を私は一人知っている。 (そうそう、貴方ですよ!)
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[C95]

その人がうらやましい・・・
  • 2011-10-10 23:56
  • さかい@tadoku.org
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[C97] そこまでいう貴方がうらやましい

タイトルずばりです。ああ~うらやましい。
  • 2011-10-11 23:58
  • Green
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[C103] ええ?

何のことかな・・・?
  • 2011-10-23 21:18
  • さかい@tadoku.org
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[C104] ええ?

だから、ズバリですってば!
  • 2011-10-23 21:33
  • Green
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Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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