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Room

この本は去年読んだのだけれど、邦訳がもう出たと知って、ちょっと一言。
RoomRoom
(2010/08/06)
Emma Donoghue

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これは去年のブッカー賞のFinal Listに残った本。読みたいなあと思っていたら、本屋で発見してしまったので、海外で丁度話題になっている頃に読んだ。賛否両論ありそうな本だと思ったし、文句も言おうと思えば言えるけれど、それでも読ませてくれる本だった。装丁も私好み。
そしてこれが問題(?!)の邦訳版。
部屋部屋
(2011/10/07)
エマ・ドナヒュー

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この写真にはないけど、帯はこんなコピー。

誘拐され、監禁された少女に子供ができてしまったら・・・
極限状況を生き抜こうとする人間の勇気と気高さ!


酷すぎる(笑) まったくウソを書いているわけじゃないけど、違う。。。確かに話題になった理由は、実際にあった監禁事件とだぶるからなんだろうけど、でもこのコピーは、どう見ても売らんが為の拡大解釈、歪曲、まるで ”衝撃的な・・・”でいつも始まる下手な三面記事。この不必要な煽り方はちょっとがっかり。この本、語りは5歳の男の子。生まれた時から部屋の外へ一歩も出たことのないこの男の子が、まるで普通に可笑しく可愛らしく語りながら、何かが変、そして徐々に事実が見えてきて、その異常さとのギャップが、このコピーからはまったく漂ってこない。勇気や気高さがない、とは言わないけれど、この本を読んで感じるのはそういうことじゃないような・・・(あくまで個人的見解)何よりも、本を読んでいて少しずつ見えてくるその異常さにドキドキするから面白いのに、コピーで「誘拐され、監禁された少女に子供ができてしまったら」と言っちゃったらネタバレだろー!

私が読んだPBは320ページで¥1,300くらいだったはず。こちら邦訳版、498ページ(えっ、そんなにあるの?)で¥2,625 (お安くはない、って、お金の問題じゃないけど)。ちなみに私は邦訳本は読む気はありませんが、この衝撃的キャッチコピーに引き寄せられ、ついつい買ってしまう人が増えるのなら、まあ、いいけどね・・・
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Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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