Entries

The Bear & The People

ここでポチッた本。思ったより早く本日到着。すぐ読む気はなかったんだけど、さわりだけ・・・と思ったら結局全部読んじまった。
The Bear and the People (New York Review Children's Collection)The Bear and the People (New York Review Children's Collection)
(2005/08/31)
Reiner Zimnik

商品詳細を見る
さすが絵本。何とも絶妙の配色の装丁が美しい。私は出だしにやられた。
The man wouldn't say where he came from, and no one knew his name. People simply called him "Bearman," and this pleased the man.
The bear didn't know a name, either. The man called him "Brown One," which was fine with the bear.

** 正確に言うと、which was fine with the bearにやられた。

このBearmanとクマ、Brown Oneのお話し。Bearmanはジャグラーで7つ玉を操る。Brown Oneはダンスの名手で、Bearmanの手回しオルガンに合わせて踊る。ふたりは村から村へと旅をし、昼はジャグリングとダンシングで皆を楽しませ、夜はBearmanがBrown Oneと神さまに星の話しを聞かせ、horn(角笛なのか?)でキレイな音を奏でる。途中何人かの敵とも戦うけど、二人の旅はずっとずっと続く。そしてある日Bearmanは静かに息を引き取る。そこからBrown Oneのひとりの辛い日々が始まるけれど、最後は新しい友達(男の子)を見つけ、Bearmanと過ごしたような幸せな時間がまた始まる。それから長い長い年月が過ぎ、もう踊るクマはいなくなったけど、ほら、あの場所を通ると、メロディーが聞こえてくるだろう・・・

う~~ん、まずい。こんな粗筋だと何だかとてもベタなヒトとクマの友情話しにしか聞こえない。この話し、友情や勇気がどうのこうのじゃなくて、永遠の時間の中で淡々と移りゆく自然の話しだよな(と私は思う)。
Days passed and years passed.
春がきて夏がきて、秋が過ぎ、冬が来る。氷が張り、人々はカーリングを楽しみ、冷たい澄み切った空に星が光る。春がきて農夫が小麦の種を蒔き、秋にはそれを刈り取る。緑が茂り、渡り鳥がアフリカから渡って来て、季節が過ぎるとまたアフリカに戻っていく。節くれだったリンゴの木にリンゴが実り、やがて葉が色づき枯れ落ちて・・・ この本の中で ”時” はこんな風に繰り返し繰り返し、永遠に流れていく。自然を愛し、というよりも自然に逆らわず、常に畏敬の念を持つこと。Bearmanの人生もBrown Oneの人生も、このEndlessな時の中に組み込まれている (そして私のちっぽけな人生も組み込まれている)。
関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://besideabook.blog65.fc2.com/tb.php/151-6679a6f9

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

Calendar

<
>
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 78
9 10 11 12 13 1415
16 17 18 19 20 2122
23 24 25 26 27 2829
30 31 - - - - -

全記事

フリーエリア

フリーエリア