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本当に本当に本当に、日本の作家の本は読まないのです。だから日本人作家はこれが最初で最後かも・・・
なのにどうしてこれを読んでしまったかというと、高校生の時に、大嫌いでどうせわからない数学の授業時間に、没頭して読んでいたことをふと思い出したから。

壁 (新潮文庫)壁 (新潮文庫)
(1969/05)
安部 公房

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何に驚いたかって、高校生の頃の私は面白くて面白くて止められないSF小説だと思って読んでいた。そのままの記憶と勢いで30年ぶりに読んだら、この本が哲学書に化けていた。いったい高校生の私が何にはまってしまったのか自分でもよくわからない。大人って余計な要らぬ知恵が垢のように溜まっているのか、高校生の私が相当能天気だったのか??読みたい本は後から後から湧き出てくるから、一度読んだ本を読み返すことはまずないのです。でも時にはしてみるものですね、特にウン10年も経ったものなんて。

高校生の頃どうしてこの本を読んだかと言うと、現代国語の先生が大きな目をさらに大きくひん剥いて、「次に日本人でノーベル文学賞をとるとしたら、安部公房です!」と言い切ったから。そこまで言うならと、手にとってしまった素直な高校生でした。

子供向けの本、児童書、18禁本とか年齢を設定した本というのはあるし、高校生が読んでもわからないでしょ、というものもあるかもしれないけれど、どうでもいいんじゃないかな。小学生は小学生なりに、高校生は高校生なりに読むのだし、その頃じゃなければ読めない読み方もある。それが王道から外れていてもいいし、”この本はね・・・”というもっともらしい主題の解説だとか気にするな。そもそも本をどう楽しむかはその人次第。それに高校生の頃、とんでもない読み方をしたからこそ、再び会える愉しみも味わえたわけだし。

ベストセラーを常に胡散臭い目で見てしまう「喰わず嫌い」としては、売れていなさそうな、人が読んでいなさそうな本を掘り出して、大ヒットしたら勝手に自己満悦している時が至福の時なのですよ。。。
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Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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