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通勤日記・その2

日々、目黒駅から権之助坂をテクテクと歩いて通勤。目黒って都会だと思っていたけど、この権之助坂の両側に伸びる商店街はアーケードになっていて、どことなく昭和の香り漂うなんともノスタルジックな側面を残し、時々、ええっって思う程の古い建物やお店がある。

本読みの性でどこにいっても本屋は即座に目に飛び込んでくる、特にそれが古本屋だったりすると釘付けになる。で、一軒あるのですよ、古本屋が。。。それも絵に描いたような1間長屋風情の古本屋。本日ようやく帰り道に訪問。

両壁に棚、中央に棚、つまり通路は2本、本棚の前にはど~~んと棚を覆う程の積み上げた本たち。ジャンル分けはなんとなくありそうだけど、かなりいい加減。まあ、単行本と文庫と雑誌と写真集くらいは分かれているけど、目指す海外文学はどこにあるのさ!もちろん店の一番奥にはこの道ウン十年の親父が、愛想のなさそうな面をして鎮座している。狭い通路は更に狭くなっているので、荷物は肩から下ろさないことには、奥には進めない。てなことで、恐る恐る物色を始める。今時のこだわり店でも何でもない町の古本屋だから、品揃えも広いというのか、種種雑多というのか、何でもあるよな、何もないような?何となく海外文学が多そうな一角をしばし眺める。棚の前に積み上げられた本をどけて、その隠れたところに何があるのかすっごく見たいんだけど、地震の後にでも来ない限りそれは永遠に見られないんだろう。避けて置いておく場所はどう考えてもないよね(だから積みあがっているわけだし)。そもそも古本屋の棚を無視したディスプレイ方式って何なんだろう?隠れているものを穿り出そうとする人間の心理を突いているのか、お前が探せと命令されているのか、邪魔な本は勝手にどけとくれ、というのが古本屋の常識なのか?でもこの仏頂面した親父に、この本どけていい?とは頼めまい。さらに別側の通路に侵入すると、どうもそこは哲学・思想関連(と思われる)本の棚がある。へえ~~~、何でもありだねえ・・・と、そこに1冊ボルヘス発見(でも既に持っている)。ボルヘスはこの親父にとっては思想家だったのか(ま、それもありだね)。

一元客だから控えめに、でも祝・新規訪問の義理として1冊、ジョルジュ・シムノン(メグレ警視シリーズの人だけど、未読作家)の本をお買い求めになってしまった。¥900也。親父は最後まで口をきいてくれなかった。
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Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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