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芸術家

「書物の王国」 3冊目は 「芸術家」。 コクトーの描く「マリー・ローランサン」、稲垣足穂の描く「佐藤春夫」、山東京山が描く「滝沢馬琴」など、実際に存在した芸術家というテーマで集められたアンソロジーがこの「芸術家」。芸術家と言いながら絵描きや音楽家にも増して、文学者家がやたら多い。
芸術家 (書物の王国)芸術家 (書物の王国)
(1998/10)
トーマス マン

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「芸術家の肖像」葛原妙子
「ダンテ・アリギエリ」 フランコ・サケッティ(Franco Sacchetti)Tr:杉浦明平
「チチアンの死」 フーゴー・フォン・ホーフマンスタール(Hugo von Hofmannsthal)Tr:木下杢太郎
「その夜の宿」 ロバート・ルイス・スティーヴンスン(Robert Louis Stevenson)
「宮廷画家の寵児」 ウォルター・ペーター(Walter Pater)Tr:菅野昭正
「悩みのひととき」 トーマス・マン(Thomas Mann)Tr:実吉捷郎
「リリス」 マルセル・シュオッブ(Marcel Schwob)
「花子」森鴎外(Ohgai Mori)
「マリー・ローランサン」(Poem) ジャン・コクトー(Jean Cocteau)Tr:堀口大學
「ウィリアム・シェイクスピア」 ジョン・オーブリー(John Aubrey)Tr:橋口稔(Minoru Hashiguchi)/小池[金圭]
「バイロン卿の回想録」 プロスペル・メリメ(Prosper Mérimée)
「1876年のバイロイト」 ピョートル・チャイコフスキー(Petr Il'ich Chaikovskii)Tr:堀内明
「ラフカディオ・ハーン」 フーゴー・フォン・ホーフマンスタール(Hugo von Hofmannsthal)Tr:平川祐弘
「春の日に李白を憶ふ」(Poem) 杜甫(Du Fu)Tr:須永朝彦(Asahiko Sunaga)
「女道士魚玄機 緑[堯羽]」 皇甫枚Tr:今村与志雄
「李謫仙 酔って嚇蛮書を草すること」(『古今奇観』)
「新古今集断想」安西均
「博雅朝臣と蝉丸」(『今昔物語集』)
「続近世畸人伝 (抄)」三熊花顛
「魔界頽るるの記」 日夏耿之介
「伊波伝毛乃記」 曲亭馬琴
「馬琴伝」 山東京山
「犬夷評判記」 花田清輝
「北原白秋氏の肖像」 木下杢太郎
「泉鏡花先生のこと」 小村雪岱
「父の帽子」 森茉莉
「与謝野晶子」 有本芳水
「釈迢空」 室生犀星
「佐藤春夫を送る辞」 稲垣足穂
「かの子変相」 円地文子
「関屋敏子」 吉屋信子
「花の巴里の橘や」 渡辺紳一郎

いやはや、こんなにまとめて日本の作品を読むことはないから、日本語ってこんなだったんだ、という恥かしい感想がまず最初。江戸~明治の時代の作品が多く、旧仮名遣いも多いからしんどいけれど、翻訳本の似非日本語ばかり読んでいると、昔の日本語はリズムも、洒落っ気もあったんだと感心(している身分ではない)。ということで、気に入ったのは、「花子」森鴎外 に 「佐藤春夫を送る辞」 稲垣足穂

編者、須永朝彦は美少年と天使と美と幻想(+これに類するもの)がキーワードらしいので、そもそも須永氏自身と須永ファンのための編纂なんだろうね、これって。趣味に徹したアンソロジーは王道だ。でも、ちょっと疲れた。
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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