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Saint Maybe

「Dinner at the Homesick Restaurant」を読んで、また読むかも、Anne Tyler・・・と言っていたら本当にまた読んでしまった。
Saint MaybeSaint Maybe
(1992/08/23)
Anne Tyler

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舞台は1960年代のボルチモア。長男Dannyがふたりの子連れのLucyと結婚したことから、Bedloe家の幸福が崩れはじめた。高校生の次男Ianは、Lucyが浮気していて、結婚後に生まれたDaphneは兄さんの子じゃないかも、と口にした直後、Dannyは事故とも自殺ともとれるような死に方をする。その後Lucyも事故のような自殺のような死をとげる。残された三人の子供のうち上のふたりはLucyの前夫に引き取ってもらおうとしたが、行方がつかめず。結局、3人の子供はBedloe家に引き取られたが、両親は子育てをするには年をとり過ぎている。兄の死には自分いせいだと感じたIanは、たまたま入った教会の牧師の勧めで、入ったばかりの大学を辞めて子供たちの面倒をみる決心をする。

まあ、簡単に言ってしまえば「Dinner at the Homesick Restaurant」と同じで、どこにでもありそうな普通の家族が、ふとしたことで歯車が狂い、悲しい人生を味わう。小さな子供から年老いた両親や親戚、家族総出のアメリカンホームドラマながら(私は絶対に苦手なはず)それを嫌味なく、淡々と、哀しいストーリーながらユーモアたっぷりに描く。相変わらず子供の描き方も上手いし、哀しいくせに悲壮感があまりない登場人物たち。すっごく感動するわけじゃないんだけど、読書後の爽やかさについつい読んでしまうような本。

兄の死の前はごく普通の高校生IanがChurch of the Second Chanceという教会に通うようになり償いを決心し、3人の子供たちが成人するまでの30年間を、どうということのない日々のエピソードを交えて話しは進む。本当にどうということのないエピソードだけど、出来事そのものより、成長していく子供たちや、老いていく両親などの心情の描き方が上手いので、淡々とした日々なのに、笑わせた後身につまされるような感覚を残すのが、Tyler節なんだろう。よ~く考えるとどれもワンパターンな作風だけど、水戸黄門効果のような安心感が、また次も読んでみようと読者に思わせるのだろうから、この人も職人ってわけだ。
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Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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