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The Education of the Stoic

Pessoaはもう日本語は見つからない(たぶんない)。評論の類はあるけれど、異名であろうと、彼の名前であろうと、作品自体がいまだ発掘途中なのだろうから仕方ないけれど、Amazon UKあたりで探すと、偶然にもこんなものがみつかったりする。
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Fernando Pessoa

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そもそもPessoaの本というけれど、すべては他人により編纂されたもので、彼自身は断片を時にタイプし、時には手書きのまま、ありとあらゆる紙片に残しただけで、Pessoaにとって書く事は重要だったかもしれないが、本を書こうとはしていなかった(ような気もする)。この本は、アメリカ人だけどポルトガルに住んでしまったRichard Zenithによる篇訳で、彼の解説+Tabucchiのコメント付き。

ペソアの異名を調べるだけでもう日本語は役に立たないので、英語のwikiにいく。81も異名があった(これも現在判明していると思われるものだけなんだろうけど)。この本の副題は 「The Only Manuscript of the Baron of Teive」でこのBaron of Teiveも異名のひとつ。副々題は「The Impossibility of Producing Super Art」 自分が書きたいものが書けず、揚句自ら作品を破壊し、自分も破壊した作家。Pessimistic極まりない人物だった。

「不安の書」もそうだったけど、断片集だから心象風景のような断片を重ね合わせるしかない。理解するとかしないとかもある意味どうでもよく、言うなれば常に拾読みさせられている気持ちになる。そのポツポツ感は、日本語でも英語でも変わらなかった。ただ珍しく邦訳の曖昧さの方がしっくりくる気がした。サウダーデの国ポルトガルの言葉は、英語より日本語の方がいいのかも知れない。
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

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