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嗚呼、イギリスってば本当に・・・

今年はオリンピックにエリザベス女王の即位60周年も加わり、イギリス特集番組が多くてついつい見てしまう。私は地上波はトンと見なくなってしまいBSばかりだけれど、これってBSだけで放映しているのかしら??多くてといいながら、日本それもNHK様の番組なので、ロイヤルファミリー関連と風景もの(ピーターラビット絡みの湖水地方ネタがやたら多い気はするけれど)、繋ぎにイギリス映画、そして過去のイギリス関連の放映をひっくり返して再放送、というラインナップだけれど、あ~、これって日本人からみた憧れのイギリスの姿なのね、と改めて納得する。

湖水地方には昔々一度だけ行って、9月にも関わらず雲が低く垂れ込め、雨がしとしと降り、湖で遊覧船に乗ったけれど寒くて早く地上に戻りたかったことしか覚えていない。友人たちはピーターラビットグッズをキャアキャア言いながら物色していたけれど、今も昔も私にゃ興味なし。。でも数日かけて湖水地方をトレッキングをする番組を見ていたら、もっともっと奥深いものなのね、と初めて(?!)湖水地方に興味をそそられ、寒くて暗いネガティブな湖水地方のイメージがかなり払拭されてきた。ポターやワーズワースが愛した場所って言われると、臍曲がりな私はそっぽを向いてしまうけれど、う~~んトレッキングしてもいいかも?と大きな勘違いをするくらい、ちょっと面白い番組だった。湖水地方はイングランド唯一の山岳地帯(といっても低い山並みだけれど)で、日本に住んでいれば珍しくもなんともない風景だけれど、何が違うかというとやっぱりどこにでも車両侵入可能に整備しまくった日本と違い、歩くことしか出来ない場所を多く残してくれていて、観光地化されているところもあるだろうけれど、そこさえ外したらキャンプと自炊以外には選択肢がないような場所も残っていることかしらん?

湖水地方は雨が多いところだし、夏だって暑くないイギリスなんだから、1日や2日滞在して天気が悪かったといっても、そもそもカッーと晴れるような天も抜ける程の晴天に巡りあえたらそれはラッキー以外の何ものでもない。暮らすとまではいかなくても、数日滞在し、どんよりとした天気の中に一瞬見せる太陽に感動するのが王道の楽しみ方というもんだ。これは、暗くて寒くて長い冬を越えて春が来たときに、日本で向かえる春よりも何倍も嬉しくて、太陽の有り難味に泣けてくるのによく似ている。

さてロイヤルファミリーネタで面白かったのは、華麗な儀式でも壮麗な建築物でも王室財産の宝飾品でもなく、ロイヤルファミリービジネス。番組によれば、ダイアナ妃が亡くなった時に、バルモラル城で夏季休暇中だった女王一家が哀悼の意を十分表さず、ロンドンにも戻らずということで、人気がガタ落ちしたことをきっかけに、ロイヤルファミリーブランド戦略が本格化したらしい。王室の領地というのは、想像以上に多くてそこから上がる収入は、以前は国庫に入り、王室は国から王室経費を貰っていたのだけれど、今では領地からあがる収入の一部が直接王室に入り、王室はその収入で自らを賄う仕組みができたらしい。代わりに王室自身が自ら経営することも許されている。ロイヤルファミリーの顔写真入りのマグカップを作るなんてことだけでなく、領地でとれる果物からオーガニック食品を製造したり、ガーデングッズ販売を手がけたり、なんとチャールズ皇太子プロデュースにより、ある領地にはエコな街までつくってしまったらしい。このビジネスのキーはなんといってもロイヤルファミリーのブランド力にかかっている。つまりいかにこのブランドの価値を高めるかに、王室の収入がかかっている。そのためだけでもないだろうけれど、ある意味孤高の君主だったエリザベス女王が、徐々に庶民の中に自ら入っていくようになったと番組では説明してくれている。チャールズ・カミーラ問題やダイアナ妃の事故死は確かに大スキャンダルだったけれど、イギリスってそれ以外の日々細かな(下らないといってもいいけど)ロイヤルファミリーネタは、タブロイド紙が普通に掲載しているから(扱き下ろすといってもいいけど)、この自由さというか無節操さは、日本の皇室と比べても仕方ないけれど、良くも悪くも手の届く(気がする)愛すべきロイヤルファミリーを演出するのは、ビジネスのためだけでなく、王室そのものの存続のキーでもあるわけだ。そうそう、王室の公式HPもあるらしい (求人募集もしてるよん) ⇒ The official website of the British Monarchy

私の記憶のエリザベス女王は、まだそのお母様のクイーンマザーが生きていた頃から変わっていなかったんだけれど、即位60周年で見た女王は、いつのまにかふっくらとしたお祖母ちゃんになっていて、クイーンマザーにそっくり。おまけにチャールズ皇太子は、いつもいつも悪者で、口をひん曲げた表情の写真ばかりだったけれど、こちらも何だか歳をとっていい顔になっていた。可愛い少年だったウィリアム王子が、今ではロイヤルファミリー顔になってしまったことにはちょっと不満だけれど、弟ヘンリーは相変わらず悪ガキ次男の顔のまま。
嗚呼、イギリスってば本当に・・・
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