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最後の審判の巨匠

Leo Perutz、本命は 「夜毎に石の橋の下で」 なんだけれど、発売したてなので、値が下がるのを待っている状態。その隙に他にないのかと探したらこんなものが見つかった。
最後の審判の巨匠 (晶文社ミステリ)最後の審判の巨匠 (晶文社ミステリ)
(2005/03/01)
レオ ペルッツ

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困った、こんなに困った本に出会うのは久しい(笑)

一人称のスピーカー、フォン・ヨッシュ男爵が実は犯人というオチは、ミステリー小説をあまり読まない私にはなるほど、斬新。前書きにあたる部分が、「後書きに代わる前書き」 と呼ばれ、スピーカーではない者が 「編者による後記」 にオチを述べる。この小説がミステリー小説かどうかという論争もあるみたいだけれど、ここでええ~~と驚けなかったのがまず敗因(ええ~~の代わりにふ~~んで終わってしまった)。不審な自殺、本当に自殺なのか実は他殺なのか、という密室殺人をいくつかちりばめた犯人探し(結局自殺じゃないことは明らかなんだけれど)は面白そう(?!)ではあるけれど、「編者による後記」ではっきり書かれるように、フォン・ヨッシュ男爵は、出だしから、心身症的で病的で屈折していて何だかどこに共感したらいいのか戸惑ってしまう。

巻末にあるのは、翻訳者あとがきではなく、「ペルッツ問答」 と銘打って翻訳者が見知らぬ誰か会話をするという形式をとりながら本篇を解説してくれるという趣向を凝らした力作ながら、私にはなんだかピンとこなくて、軽妙というよりオチャラケ感を残して、なんだかよくわからないまま終了。私の頭が悪いのか?と落ち込みそうになったよ。。。 この本を褒めちぎっているヒト、すいません、私はお手上げです。そういえば、表紙の紙のツヤツヤ加減といい、装丁といい、私好みではなかった(何を今さら・・・)

でも!リベンジのためにも「夜毎に石の橋の下で」はそのうち手に入れてみせる。
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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