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私の本癖~文庫本が嫌い、でもPBは好き

字が小さいことは、現実問題として嫌なんだけど、単行本だって2段組もあるし、少し古い本になればうっ・・・、と思うくらい字の小さい本はある。けれどそんな理由以前に文庫本が好きになれない理由はまず、装丁が嫌いだから。単行本だと装丁買いをしてしまうけれど、文庫本に絶対それはない。文庫でも最近では装丁も持つようになってきたけど、とりあえず写真だけ同じにしました、という態度、でも雰囲気は見事にぶち壊している。とにかく美しくない!PBの方がそこのところは、何かを保っている風には見えませんか?、B級グルメの美味さとでも言うのか・・・もっともPBでも、エンタテイメント系やロマンス本のツヤツヤ表紙にお下品な写真は嫌いだけどね。PBで装丁買いする時は、絶対ツヤ無し表紙のマットな色使いを選びます。表紙デザインだけ言えば、英語の本のほうが、表現がストレートだと思う。和本は簡単に言えば中身以上にカッコイイ装丁が多い。

廉価という意味では、PBも文庫本も同じ。PBを買う理由はぶっちゃけハードカバーより安いから(¥が強くなったことにも感謝しないと)。しかしいくら安くても文庫本は買ってあげない。廉価で文庫化されていても必死で昔の単行本を探す。もっとも古本だったら新品の文庫とそう値段は変わらないけどね。

携帯に便利だからと文庫本を買う人は多いだろうけど、PBが携帯に便利かというとそうでもない。携帯に便利にするなら、薄くする努力をしてくれるものだけど、PBにはそれがない。何百ページあろうと1冊にまとめちゃうし、電車の中で読むことを考えたら、読みやすくなんてないですよ、常に手で開いてあげていないと、カパッと閉じちゃう。しかも文庫本よりサイズは大きいから、手の小さい私は片手だけというわけにはいかず、電車の中でつり革につかまって読むことはほぼ不可能。海外のハードカバーなんて、さらに読みにくい。書見台に乗せて読むのか?と思うような(つまりは手では支えきれない)本はザラにある。

出版の初出から文庫本というものもあるけれど、そういう本は私が喰わず嫌いを決め込んでいる、自己啓発本とか娯楽本の類がほとんど。(大それたことを言わせてもらえば、それらは出版物であっても本じゃない!)文庫本化というのは早くても2~3年かかるけど、そもそも文庫本化は絶対にないよね、という本に当たってばかりの私の場合、それを狙って買うことははなから不可能。PB版が出るのはそれに比べたら断然早い。それはとってもありがたい。海外の本だからふと見つけた書評で私が気付いた時には、既にPB化されていることが多い。何よりも、文芸書の類なら必ずと言っていいほどPB化してくれる。素晴らしい!

思うに、PBは安くすることしか考えていないんだと思う。でもその割り切りが好きなのかも知れない。確かに和本はきれい、読みやすい、でも”サービス”と呼ばれるバカ丁寧な要らぬおせっかいが多い日本製品を見ていると、安いだけが取り得のわら半紙を綴じただけのPBは、バッグの中で折れ曲がろうが、水に濡らしてヨレヨレになろうが、日に焼けて干からびようが、何ともたくましく存在している。飾り本にはなれないけどね、手垢で一杯にしてあげるよ。。。とそのたくましさに甘えて、ついつい虐めてしまうのです。
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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