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映画:英国王のスピーチ

毎月1日は映画の日。ということで、アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞と要所だけかっさらってしまった感のある、「英国王のスピーチ」(The King's Speech)を見てきました。DVD↓はまだ発売はしてませんよ。

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不明

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地味な映画(誉めてるつもり)。 実際、衣装や美術に上流階級らしい豪華さは全くない。ストーリーも全部書いたところで何のネタバレにもならない(プロセスを楽しむ映画ってことだ)。主演のコリン・ファース、吃音がある役だから、顔アップ、口元アップがとにかく多くて、唇の演技で勝ち得た主演男優賞だね。

もしもこれがアメリカ映画だったら(あくまで架空の想定だからねーーー);
★ 吃音に苦しむ姿や、ラストのスピーチ場面を大ドラマチックに盛り上げて・・・
★ ジョージ6世と言語聴覚士ライオネル(オーストラリア人。英連邦、旧植民地出身者への偏見は随所に現れる)の身分を越えた友情をやたらウェットなものにして・・・
★ ライオネルがジョージ6世を励ますところも、”君なら出来る!”方式のポジティブシンキングメソッドにして・・・
等々、見事にやってくれちゃったかもしれない。
この映画が上手かったのは、その辺りをひたすら、ひたすら押さえて、じみ~~に、じみ~~に最後までもっていったところだと思ってます。

ライオネルは毅然を通り越し、かなり不躾で失礼な物言い(笑)。初対面で「バーティー」 「ライオネル」と事もあろうに、お互いを対等なんだとファーストネームで呼ばせ、当然ジョージ6世は反発する。ライオネルは、王の心を癒すことで吃音を治療しようと、頑なにファーストネームで呼び続け”対等”を貫くのだけど、ラストシーンでジョージ6世が見事なスピーチを終えた後、
”Your Majesty"
と初めて呼ぶんですよ。この一言に彼のジョージ6世へのRespectが凝縮されてます。

唯一(?)の不満は、チャーチル役の俳優さん。別の方はいらっしゃらなかったんでしょうか?まあ、コリン・ファースだってジョージ6世に似ても似つかない顔だけど、朴訥ながらノーブルって雰囲気は本物以上かと。チャーチルは、善人じゃないにしても眼光鋭いキレ者路線でしょ、映画の中のチャーチルは口元に締まりがなくて・・・(演技力の問題じゃないからね)
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[C9]

架空の想定 がよかった!

(どうやって赤くするんだ?)
  • 2011-04-05 00:51
  • さかい@tadoku.org
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  • 編集

[C10] 赤のナゾ

こうやって赤くする。
残念、これはどうも管理者だけに許された特権のような気がする。詳しくはFC2は先輩のJulieさんへお尋ねください。

架空はね、あくまで架空だからね、アメリカ映画への偏見なんかないからね。。。
  • 2011-04-05 01:55
  • Green
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