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私の本癖~翻訳本に物申す

何様?的なタイトルを付けておきながら、恐々と主張。

日本語の本は海外文学ばっかりだから、当然翻訳本ばっかり読みます。翻訳本は読みにくいという声は、はい、至極ご尤も、と思います。ただ私が翻訳を語るなど身分不相応というもので、これは単に、一読者からのささやかな、自分勝手な、邪道とも思えるお願い。もちろん、翻訳本だけの話ではないけれど、最初から日本語で書かれた文章には総じて違和感はないのです(なぜ?)、でも翻訳だと、どうも目に付いちゃう。

で、お願いというのは;
1)句読点を、見た目重視で打ってください。
2)漢字を使うか、使うならどの漢字を使うか、いっそ平仮名のままいくか、見た目重視で選択してください。

人が本をどう読んでいるかを話す機会があって、えらく驚いたことがある。一つにはスピード、もう一つは脳内で音読しているかしていないか。
スピードは速読法なんてものもあるから、世間的には速いとエライなんていう妄想があるのかもしれないけど、それは思い上がりというもんです。私はたぶん遅くはない(と思う)、それから一文字一文字読んではいないです。固まりで進みます(1行で4ブロック位かな)。それが上手くリズムにのって流れると、とっても読んでいて気持ちがいいし、楽しいし、結果スピードは上がる。
脳内音読をする人は、本を読む時に自分の頭の中で文章を読み上げているらしい。私はこれ、してません。静かなもんです。一度脳内音読を試したら、脳が反乱を起こしたので即中止しました(しばし後遺症が残った)。

どうも、私は見ているのですね、本を。文の固まりを目から脳に投げ込んで、脳内で意味を構築させているというか・・・(自分の脳を覗けるなら、どんな脳内活動が行われているのか見てみたいもんだ) リズムに乗れると、ぐゎん、ぐゎんと、まるで高性能掃除機がゴミを吸い取るみたいに、脳が話を吸い込む。これが私の理想的本読み術。

それで最初に戻るわけですが、本を見ている私は、「見た目」が大事なんです。平仮名が続くと目が泳いじゃうし、漢字ばっかりが並ぶと漢文に見えてくるし、句読点間の距離がありすぎると、息継ぎが出来なくなる。「聞く」と「聴く」も使い分けてくれると、別イメージで脳に取り込めます。漢字と平仮名と句読点の美しいバランスとハーモニーが、”見た目”で必要なんです。どうぞ、翻訳家の皆さん、編集者の皆さん、御一考いただけたら幸いです。

なんてことを考えながらこのブログを書いていると、甚だ居心地は悪いのだけれど、我が身を振り返ると何も書けなくなっちゃうので、一切振り返らず、精進あるのみ。
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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