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August Heat

先週「プール熱」というものにヤラレて、瀕死の3連休を過ごし3-4日間のブレークを挟んでようやく完読。このプール熱、ウィルスが悪さをするわけだが、風邪の症状+結膜炎というダブルパンチで、目が涙と目ヤニでボロボロで、異物感でゴロゴロで、もう目を開いていられない。さすがに開かない目では本は読めないので完全休業体制となった。
August HeatAugust Heat
(2009/03)
Andrea Camilleri

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途中ブレークを挟んでも復活できたのは、勝手知ったるMontalbanoだからで、他の本だったら投げ飛ばされていたかも知れない。「水戸黄門」のようなお決まりは楽チンなのだわん(これはマンネリとは違う)。

違法建築のヴィラから死後6年が経過した遺体が見つかる。ま、解決までの道のりは相変わらずなので、粗筋はこれでお終い。

August Heatというくらいで、8月中旬の真夏のシチリア、全篇猛暑との格闘がこの本のテーマ(笑)。日本のエアコン普及率は異常だと思うが、 シチリアにはエアコンはないと思われ、扇風機さえも標準装備でないらしく、やっとの思いで1個ゲット! 車にも当然エアコンは無いわけでとても乗ってられん。結局どうするかと言えば、水を飲みビールを飲み、日陰に逃げ、服を脱ぎ、海に飛び込む。事件捜査の合間合間で、そうやって暑さしのぎをする。それでどうにかなるといえばどうにかなるのは、日本ほどには湿気がないし、満員電車があるわけでなし、コンクリートの灼熱地獄もないし、無意味に時間厳守なお国でもないし、我慢できなくなったらすぐ飛び込める海があるからだろうなあ。。。最近某国で頻発している「高温注意報」の方が空恐ろしい。身近な猛暑ぶりを実感しながらシチリアの猛暑も味わい、すっかり夏真っ盛り。こういう時に、Montalbanoが何を食べるのかというと、やはり冷えた料理。このシリーズのグルメ度は決して高級嗜好ではなく、素朴で美味い地元の味なので、日が落ちた後、家政婦さんが作り置いてくれたものを、冷蔵庫から取り出し、ベランダのテーブルに並べ、冷えた白ワインの栓を抜き・・・ という具合の贅沢度。

それにしても日本で言えばお盆真っ盛りの頃、あのバカンス大好きなイタリアはシチリア島の警察は働くのねぇ~~というのが何よりの驚き。Mimi以外の常連はひとしきり登場し(トラットリアのオヤジも、Montalbanoの上司も働いている)、普通に真面目に、Mantalbanoみたいに暑い、暑いと文句も云わずに働いている姿は、実に健気でエライ。
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コメント

[C440]

はじめまして。
多様な感性が感じられて、素敵なブログですね。
しかし東京は本当に暑いですね。イタリア人のように、バカンスにでもいければいいのですが。いますぐシベリアへ飛びたいです。

[C441] はじめまして

外へ向かう気持ちが更々無い、極めて閉鎖的なブログなので、はじめましての方からコメントを貰うと、喜ぶ前にドキドキします。
お礼と言っては何ですが、慧さんのブログも覗かせて頂きました。面白かったです!

東京は不健康に暑いですよね。身体もやられましたが精神もやられそうです (シベリア・・・ シベリア・・・嗚呼、シベリア・・・)
  • 2013-07-18 00:28
  • Green
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Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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