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銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件

130ページ、1200円、30分で読了。コストパフォーマンスは相当に低い。原題は「The Tiny Wife」なので正直面白くも何ともない。邦訳のタイトルは見事だ。作戦にはまり思わずタイトル買いしてしまう。
銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件
(2013/09/11)
アンドリュー・カウフマン

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ある日、カナダの銀行に紫色の帽子をかぶった強盗がやってきた。彼はその場にいた十三人から“もっとも思い入れのあるもの”を奪い、去り際にこんな台詞を残した。「私は、あなたがたの魂の五十一%を手に、ここを立ち去ってゆきます。そのせいであなたがたの人生には、一風おかしな、不可思議なできごとが起こることになるでしょう。ですがなにより重要なのは―その五十一%をご自身で回復させねばならぬということ。さもなければあなたがたは、命を落とすことにおなりだ」その言葉どおり、被害者たちに奇妙なことが起こりはじめる。身長が日に日に縮んでしまったり、心臓が爆弾になってしまったり。母親が九十八人に分裂した男性もいれば、夫が雪だるまに変身した女性も…。いったい、なにがどうなっているのか?

タイトルどおりに、銀行強盗にあって妻が縮んでしまう。その場に居合わせた人たち皆のその後に人生に不思議で奇妙なことが起き始める。さらりと読むとまるでファンタジーなので、想像力を総動員して、98人に分裂したお母さんや、ライオンに追いかけられる女性や、雪だるまになった旦那をあーでもない、こーでもないと思い描く。

”五十一%をご自身で回復させねばならぬ・・・”
最後にさらりと読み飛ばしていたこの言葉の意味に気付く。そういうことね。人それぞれの他愛もない小さな人生も、自ら切り開かないとダメなのね。あなたが悪い、お前が悪い、と人のせいにして、家族や夫婦の間に隙間風がほら、吹いている。良い時も悪い時もあるけれど、51%OKなら切り上げて100%OKにしちゃえ。49%の方ばっかり見ていたら、良いものも悪くなっちゃう。

と、どうということはない結論に達してしまったが、まっ黄色の表紙といい、タイトルといい、コスパが悪いが、それでも衝動買いできる1200円。何を言っているのやら??と腑に落ちない方は、やはり買ってみるしかない(か、30分我慢して立ち読みするか・・・)
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