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P2

ポルトガルの本を見つけた! ポルトガル発世界的ミステリー。ほー、そんな本があったのか・・・・ 文庫本、上下巻、嫌いな要素が詰まっているが、ポルトガルものはとりあえず読んでみる。
P2〈上〉 (新潮文庫)P2〈上〉 (新潮文庫)
(2010/05/28)
ルイス・ミゲル ローシャ

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P2〈下〉 (新潮文庫)P2〈下〉 (新潮文庫)
(2010/05/28)
ルイス・ミゲル ローシャ

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在位33日での突然の法王死去。1978年9月のある朝、法王ヨハネ・パウロ一世が自室で遺体となって発見されたのは紛れもない史実である。そしてそこに陰謀の存在が囁かれていたことも。その30年後、ロンドン在住の女性記者サラのもとに一通の手紙が届く。暗号、謎の人名リスト、鍵。襲撃者をかわし続けるうちに彼女が知った影の組織P2とは…。南欧発の世界的ベストセラー・ミステリ。

題材としては面白そう。ルイス・ミゲル ローシャは先月に39歳と云う若さで亡くなったそうである。「P2」 は実在した在位33日で突然死去したヨハネ・パウロ一世の死をめぐるミステリー本だが、ロッジP2なる秘密結社、バチカンの暗闇、暗躍するCIA、等々は、どうも史実らしい。その謎を女性記者サラが解き明かしていく、というのはフィクション仕立て。事実は小説より奇なり、というが、その一大コングロマリットのようなバチカンは確かに黒い噂は多いが、マフィアもフリーメイソンも、CIAも、バチカン銀行も、同じ穴の狢ってところで、私は素直に驚いてしまった。事実は人の想像力を上回るもんなのね。

上下巻とはいえ、文庫で550ページ、ミステリーということで、ページはさくさくと進むが、どちらかというと、盛り下がるタイプの本。敗因その1はサラのキャラクター。オリジナルのせいなのか訳の日本語のせいなのかはわからないが、どうもこの女性記者が、バチカンの暗闇と対決するタイプには思えないほど、我侭な現代っ子で、命を狙われても知恵と機転とで切り抜けるタイプには見えない。サラがそんなだから、そのサラをしとめられなかった悪役の暗殺首謀者も、引きずられるように不完全燃焼になる。謎の首謀者JCは、悪役というには大物感がなく、ゴッドファーザーのマイケル・コルレオーネみたいなもの(つまり見た目はアル・パチーノ)を勝手に想像してしまった私には、負けて当然の悪役。

それでも何だが久しぶりにページをどんどん捲れる本で、ストレス発散できたし、じゃあ、小説より奇なりの事実とやらだけを克明に描いたフィクション本を読んでも、登場人物が多すぎてきっと私は混乱する。バチカンの暗い闇は確かに面白そうではあるが、私はそれをネタに面白いフィクションを書いていただき、それを読みたいタイプなので、法王ヨハネ・パウロ一世もの、他にもありましたら、どうそ皆様、お知らせの程宜しく。
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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