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実りの秋の実をひとつ

先日、七回忌のお返しを持って市内の親戚の叔母さん宅まで行って来た。こんな時でもないと、なかなか会う機会もないのだが、行くといつも何かお土産をもらってしまう。”昔の人”とひとくくりにしてしまうのもどうかとは思うけれど、何かをいただいたお返しをすぐに出せるって、現代ではかなり廃れた慣習。”そうそう、xxxx 持ってく?” だの ”xxxx なんて食べる?” といいながら、そそくさとキッチンへ行き、小さなお土産を手渡してくれる。現代はアポなし訪問が少なくなってきた。むしろアポなし訪問はご法度。私は絶対に無理だ。いきなり来られたって、寝起きのままのボサボサ頭でのんべんだらりと寝転がっているところを襲われるのはご法度だよ。だが、父の暮らす実家の世界の中では、アポなし訪問がまだまだ生きている。相手がいないことも当然想定できるんだが、その時は、玄関先に届け物を置いて帰ってくる(それでも大丈夫)。かくいう私も叔母さん宅へはアポなしで行ったんだけどね。アポなしで訪問して、それもいつも何かお土産が出せる暮らしってすごい。私にはとても出来ない。叔母さん宅ももう夫婦二人暮らしなのに、季節ごとマメにいろんなものを作り置いているんだろう。頭が下がります。。。

ということで、その時にいただいてしまったのが栗の渋皮煮。遠慮する気も起きず、二つ返事でいただいてきた。栗の皮剥きの面倒さということ以前に、渋皮煮というのは謎の料理だった。あの渋皮を煮たからって美味しくなるんだうか?家に帰って即座に1つ。うっま~~~い。この季節マロングラッセだのモンブランだの巷にこ洒落たスウィーツは多いが、断トツに渋皮煮が美味い。こんなに美味しいなら、作ってみなければ、ということで本日挑戦。

栗の皮むきはやる前からウンザリしたが、やってみたら何が大変だったかというと;
・ 鬼皮を剝くときに渋皮を傷つけずに剥くこと
・ 渋皮を手でひとつひとつキレイにしていくこと
・ アク抜きのため、煮ては水洗い、煮ては水洗い、都度つど鍋も洗うが、総計6回洗う。

相変わらずの見た目の悪さ。まだ完成直後なので、ここからさらに寝かせるともう少し味が染みてくるはず。
21004 007渋皮煮1 あ~あ、全然美味しそうじゃないねえ。だが、味は薄いながらも既に渋皮煮なのだよ。21004 007渋皮煮2

ほっとけばいい煮豆よりも断然手間はかかる。渋皮のアクというのは結構すごいもので、黒に近い濃い紫色の煮汁を何度も湯でこぼし、渋皮を手や爪楊枝で丹念にキレイにし、キレイにしているうちに、過って渋皮まで剝けてしまう。が、この美味さは甘露煮にもマロングラッセにも及ばない。

次に叔母さんに会ったら、忘れずに渋皮煮の御礼と実は私も初挑戦しましたの報告をしようと思っている。
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