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探偵夜話

読んだのは「青空文庫」。通勤途中で本が読み終わってしまったので、青空文庫で物色をした。久生十蘭でなければ、 岡本綺堂かなあ。。。というのが、根拠のない私の判断。もちろん初岡本綺堂。
4122058562探偵夜話 - 岡本綺堂読物集四 (中公文庫)
岡本 綺堂
中央公論新社 2013-10-23

by G-Tools

初岡本綺堂ということで、御大をWikiやらで読んでみた。、1872年11月15日(明治5年10月15日) - 1939年(昭和14年)3月1日)。文明開化とともに生まれ、第二次大戦前に亡くなったってことだ。多作な人でもあるので、青空文庫の中は選択肢が一杯。私でも知っていたのは、『半七捕物帳』 だが、こんな王道からスタートしてはいけないので、何となく探偵物から入ってみた。明治近代国家で大衆文芸の祖と呼んでいいのが岡本 綺堂。そして、日本文学史上捕物帳といえば、やっぱり『顎十郎捕物帳』と『半七捕物帳』が双璧なんだろうな。

何でも岡本綺堂は父親が英国公使館に勤め、叔父がやはり英国公使館の通訳だったので、早くから英語が堪能だったようで、シャーロック・ホームズを丸善で買い求め(もちろん原書)、心酔したらしい。当然それを意識した上で出来上がったのが、この探偵夜話やら半七捕物帳。でも、この『探偵夜話』、探偵が登場して、謎解きをするわけではなく、集った人がひとりひとり、ちょっと不思議な話しをして回るということで、探偵というよりは、探偵趣味。だから、シャーロック・ホームズのような、え~~はなく、謎解きの面白さを期待するとちょっと違う。久生十蘭を最初に読んだ時の、驚くほどリズミカルな文体や、絶妙な状況描写もあまり感じなかったが、すらすらすらすらすらすら・・・と飽きることなくどんどん読める。初岡本綺堂では、何がそんなに凄いのかよくわからなかったが、”次は絶対に『半七捕物帳』だあ” と固く決心した。

 「火薬庫」
 「剣魚」
 「医師の家」
 「椰子の実」
 「山の秘密」
 「蛔虫」
 「有喜世新聞の話」
 「娘義太夫」
 「穴」
 「狸の皮」
 「狸尼」
 「百年前の黒手組」


一番ドキドキさせてくれたのは、「山の秘密」なんだけど、これオチなしで、結局謎のまま終了しちゃう。面白いだけにどうにも悔しいような気持ち悪いような・・・ あ~~オチはなんだったんだろう。
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