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御節

今年の御節。
写真を撮っておくなんてことを考えたこともなかったが、2日に来た高校生の姪っ子が撮ってくれたのでいただいてきた。さすが現代っ子はケータイでも上手に写真をとるのね・・・実際よりも美味そうに撮れてるなァ。あ、ここに欠けているのはお雑煮と、寒天ね。

御節

母が他界してからは私の仕事になった御節作り。昨今では皆様ホントに御節を食べなくなったようだが、ウチは古式ゆかしい御節を未だに作る。父がいる限りはこの古式ゆかしい御節を作り続けることにした、と、それは半分意地でもある(笑) 父だってもう歳なのでたいして食べやしないんだが、妹の家族、総勢4名が2日に来て、気持ちいいほど平らげてくれるので、それを励みに重労働に耐え、作っているというわけ。母が他界した最初の2-3年は、一人で二日がかりで作っていたが、ここ何年かは、その妹が高校生と大学生の姪っ子を暮れに差し向けてくれるので、ちょっと楽になった。

そういえば、一人で作った最初の御節は、そりゃもうドキドキもんだった。母と一緒に毎年作ってはいたが、それと一人で全部やるのは全く違う。そもそも御節って、出来上がりが地味な割りには見えない手間がエラくかかる料理で、塩抜き一晩だの、水につけて一晩だの、漬け込み数時間だの、そういう寝かせモノが多い。そして普段は粉末インスタントで済ませている出汁も、お正月だけはちゃんととったりする。そしてそんな手間は出来上がりからはまったく想像できないときている。そして手間がかかる昔ながらの御節ほど人気がなく、ちゃっちゃっと作れる御節でも何でもない肉モノばかりが、人気者ときている。それでも、黒豆も煮るし、きんとんも作るし、紅白なますも、昆布巻きも田作りも作るし、奮発して数の子だって漬けてあげる。いやいや意地以外の何ものでもありませぬ。

しかし6回も7回も作り続けると、さすがに手馴れてきて、今年は何だか見た目も派手になった。高校生や大学生の現代っ子たちでさえ、わァ~~美味しそう!と歓声を上げてくれて、伯母さんはちょっとふふふ・・・となったのさ。訳もわからず母に云われるがままに手伝っていた御節だが、作り始めると断片的な記憶だけでどうにかなったから、家の味って結局こんな風に受け継がれるのだと、今更実感した。伯母さんは姪っ子たちに何も伝えられそうにはないけれど、アンタたちが家族を持ってお正月を迎えるその時、せめて昔食べた御節の記憶だけでもあってくれたら嬉しいよ・・・ 
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

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