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避暑

熱い。いや暑い。。。この程度の暑さでへたっている場合じゃないが、でも暑い。梅雨明けまではエアコンは解禁しないはずだが、早々に諦めた。
土曜日を上回る暑さになった日曜日、午前中で家から脱出した。どこに行くかも決めず駅に向かったが、涼しいところといえば、箱根だあ!と、とにかく電車に乗ればその間は涼しいので、箱根登山電車に逃げ込んだ。GW明けに入生田まではいってみたが、その先はうん10年ぶりに電車で行く箱根。別名あじさい電車の箱根登山線は、由緒正しき登山電車で、小田原から終点の強羅まではたったの15kmだが、途中待ち合わせも多く、有名なスイッチバック式の切り替えもあり、のんびり自転車程度の速度で進むので、1時間くらいかかっちゃう。標高10mちょっとの小田原駅から、終点強羅は約550m。急勾配を上る電車は、なんでも1車両内の前と後ろで高さが1mくらい違うらしく、乗っていると体が本当に斜めになる。しかも本当に電車がうんうんと唸っているのが聞こえてくる(気がする)。

さて久しぶりとはいえ、勝手知ったる箱根。観光客はそれなりに多く、終点の強羅に到着してさて、どこに逃げるか?確か箱根美術館なる地味な陶磁器をひっそりと集めた美術館があったはず。観光客はどうもそのとなりにある強羅公園に向かうが、私は反対に逃げた。正解!ここは今でも地味だなあ。美術館だけでもいいんだが、どうも庭園もできたらしい(昔からあったのか?)。この庭園は素晴らしかった。豪華な庭園なら他にもあるけど、起伏をそのまま取り入れたこの作りは、自然そのままということなのかな?
箱根美術館1
風情のある家屋は、残念ながら立ち入り禁止だったが、外から見えた縁側はそこにずっと座っていたくなる縁側。

庭は起伏とともに、巨大な岩が配置されているのだが、こんな風に岩を見せる庭園には初めて出会った。荒々しさなんてなく、優雅で風雅。岩の元から松の木が生えている?のは自然のなせる業なのか、敢えて植樹したのか?
箱根美術館2
庭園の中に茶屋がある。15:30までとなっていたが、外から覗き見していたら、どうぞ、と入れてくれた。そこで抹茶とお菓子をいただく。この茶屋は苔庭に面した2面が全面ガラス張りで、一番後方のテーブルに腰かけると、目の前に広がる庭をうっとりと眺められた。苔といって思い出すのは、京都の西芳寺苔寺だが、ここの庭は紅葉の木々の下が全面苔。秋には真っ赤な紅葉でさぞ美しいのだろうが、初夏の日差しの中で、紅葉の葉からこぼれ落ちる光と影が苔の上でゆらゆら揺れる様子は、西芳寺苔寺より私の好みだ。
箱根美術館3 箱根美術館4 箱根美術館5 箱根美術館6

子供の頃に乗って以来の箱根登山電車。どうも調べてみると私の記憶にあるのは、モハ1形もしくはモハ2形と呼ばれている車両らしい。ウェブサイトでみても外観の写真ばかりで、内装がない。あやふやな記憶としては、床が木製だった、つり革がクラシカルでエレガントだった。なんと、帰りの強羅⇒箱根湯本は、その昔の車両に乗った。もちろん改良されていて床は木じゃないが、それでも十分昔の面影を残す。エアコンなし、まどは上と下が開くタイプ(昔の東海道線もそうだった)。涼しい風がビュンビュン吹き込んできて気持ちいい。座席はボックスシートありタイプ。登山電車といえばこれだよね。

箱根は間違いなく涼しかった。そしてあらためて訪れた箱根は、素敵だった。
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