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図書館デビュー

物は極力持ちたくない私だが、本に対してはどうも所有欲がある。そのためでもないだろうが、図書館に通う・・・ということを大人になってから全くしなかった。

さて、小田原市の図書館だが、子供のころは時々行っていた。小田原城のある城址公園内にある。この写真は当時の写真ではなく、当時も今も同じ。今どき、公共図書館だってこの佇まいはクラシカルもいいところ(これをレトロと云うんだろうけど)。何でも1959年(昭和34年)に神奈川県で4番目にできた由緒ある図書館だそうで、ということはまもなく60歳になろうかという図書館だ。本日、恐る恐る何十年ぶりかに訪ねてみた。驚くことに、おそらく内装もほとんど変わっていない。窓枠はサッシであろうはずがない。
図書館 

この図書館で子供の頃好きだったのは、中庭。この写真はかなり良く撮れ過ぎている。実際はもっと寂れている。が、今日は暖かかったので、このベンチに座って(正確には、靴を脱ぎ、ベンチで足を投げ出して)黙々と読書してみた。
図書館中庭 図書館中庭2

懐かしいとか、静かで落ち着くとか、それはそうだったのだが、図書館に並んだ蔵書、正確には海外文学のラインナップに感動してしまった。いや、例えば近代的な東京の区立xxx図書館だったらもっと凄いのかもしれないが、書店に並ぶ貧相な海外文学の棚との比較しかできない私には、図書館の海外文学の充実たるや、きゃー!と声を出してしまうほどだった。まず、古い本が多い。マイナーな国の本もそこそこある。文庫版がないだの、最近の売れ筋がないだの、通常そういう不満が多いのだろうが、そう思うなら、是非新刊を揃えている大型書店に行っとくれ。。。 そうだったんだ、この地方都市の公共図書館という現代のニーズとのギャップを抱える存続が危ぶまれる存在こそ、私の世界だったんだ、と驚くやら腑に落ちるやら。読みたい本、正確に云えば、ゲットした本があるある。あるんだが、見ただけでお腹一杯になってしまい、今日は一冊も借りずに手持ちの本を読んで終わってしまった。

この小田原市立図書館、さすがに老朽化が激しく、当然現在の耐震基準を満たせなくなっており、駅前に移設する計画が検討されているらしい。国指定史跡の城址公園内にあるため建て替えもできないらしい。駅前の便利な場所に引っ越すと、どこにでもある図書館になり、きっとカフェなんか併設され、そしてもしかしたら今流行りの(問題となっている)運営を民間に委託する、ということもあり得る。公共図書館なんだから、多数決原理が働くのは致し方ない、ないんだが、やっぱり嫌だ。さて困った。建て替えられた新しい図書館に私は通えるだろうか??
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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