Entries

Rhapsody in Blue

ここ数日、なぜか頭の中を「Rhapsody in Blue」がグルグルと回っている。難しいことはよくわからないが、とにかく好きなのである。で、どこの楽団で誰が指揮しているのかも覚えていないが、CDだって持っている。

1920年代に作曲されたGeorge Gershwinの名作だが、今でこそクラシックのカテゴリーに入るのだろうが、当時はジャズとクラシックを融合させた画期的な1曲だった。素人だから音楽的な説明は全然できないが、今聴いたってRhapsody in Blueは立派に変だ(笑)。ド素人的にいうと;
テンポがコロコロ変わる
何拍子だかよくわかんない
長調だか短調だかよくわかんない
リズムが変調的で、決して行進はできない

George Gershwinという名前を初めて知ったのは、中学か高校の英語の教科書だった(内容の記憶は全くなし)。子供ながらに何だかアメリカ人ぽくない苗字だとは気づいたが、彼はアメリカ在住のロシア系ユダヤ人だった。次に遭遇したのは、Woody Allenの映画、『Manhattan』 だった。日本公開は1980年だったらしいので、高校生の時に見たことになる。ウディ・アレンにダイアン・キートンという黄金コンピに、マリエル・ヘミングウェイや映画に出始めの頃のメリル・ストリープなんかもいた。筋はとんと忘れたが、Rhapsody in BlueをバックにモノクロのNYはマンハッタンの街が全面を彩る(モノクロ映画だけど)。このマンハッタンは鮮烈だった。もっとも社会人になってNYにいったら、東京みたいな街だったけど。

その後CMやドラマで頻繁に使われるようになったRhapsody in Blueだが、きっかけはこの映画だったのかもしれない。偏愛しているので、これが流れるだけでどんなCMでもドラマでも何故かステキに見えるという幻想機能がある。

George Gershwinは早熟の天才でもなんだもなかった。貧しい一家でピアノを触れたのも12-3歳になってからだという。彼のキャリアはポピュラーソング畑から始まっている。そもそもオーケストラの知識も乏しいまま「Rhapsody in Blue」を作ってしまったらしい。

先ほど「Rhapsody in Blue」をググっていたが、私にとってはどうでもいいことばかりがヒットする。使われたCMやドラマ、Youtube、楽譜、プロによる解説だの解釈、CDネット販売サイト、本の感想ってのはあるが、クラシック音楽の感想ってのはないのか・・・Rhapsody in Blueはやっぱりマンハッタンの情景が即座に頭に浮かぶ。それは下から見上げた摩天楼とその狭間の空で、道路から湧き上がるスチーム蒸気に煙り、ビルの谷間を車が駆け抜ける、そこは大都会でありながら、どこか異国情緒が漂い、庶民の日常の匂いがする。が、とにかく下から上へ向かっている、うん、これがすべてだ。

褒めちぎったRhapsody in Blueだが、これがあまりに好きすぎて、George Gershwinの他の曲には実はとんと興味がないのである。
関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://besideabook.blog65.fc2.com/tb.php/737-7ee8a048

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

Calendar

<
>
- - - - - - -
1 2 3 4 5 67
8 9 10 11 12 1314
15 16 17 18 19 2021
22 23 24 25 26 2728
29 30 31 - - - -

全記事

フリーエリア

フリーエリア