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So, Anyway.......

読める自信がなかったので、Kindle for iPhoneにしてみた。邦題は「モンティ・パイソンができるまで」というらしい。544ページもあった。この日本語タイトルはそのままじゃん。 オリジナルの「So, Anyway.... 」がどうにか日本語にならないのかと考えてみたが、悔しいことに思いつかなかった。
 
009958008XSo, Anyway...: The Autobiography
John Cleese
Arrow 2015-06-04

by G-Tools

いや、難しかった。邦訳だったらゲラゲラ笑えたかもしれないが、肝心のオチでわからんかった。ケンブリッジ大学入学前の少年時代から大学時代を経て、BBCに入社して、最後はモンティ・パイソン結成となるのだが、前半に行くほど面白いような気がする(つまり、徐々に普通になっていくような気がする)。わからないなりにわかるのは、これはイギリス人の英語だということ、それも、そこそこ教養を養った人の英語だ。Cleese曰く、自分はLower Middleだというが、このLowerってあたりにむしろインテリジェンスを培う素養があるのだろうな。British Englishが得意な方は是非、オリジナルの英語がお薦め、そして興味はあっても辞書引きなんて面倒でやってられない私は、そこそこわかって満足してしまった。

決して鼻につく文章ではない。自慢話し満載でも自虐的でもなく、案外淡々と書いているが、時折あーーそうそう、と思うのは、繰り返しのしつこさ。形容詞なんてせいぜい2つ並べればよいところを、5-6個並べたてる。最初の1-2個まではわかるとして、残りは同義語辞典でも引いた方がいいんじゃないかというしつこさで、意味がわからなくてもそのしつこさで笑える。例を挙げるにしても3-4個あげれば済むものを、10個もそれ以上も列挙して、それだけで可笑しい。彼はそもそも子供の頃から背が高く(公称196cm)、それだけですごく目立つ存在だったのに、どこか不器用で恥ずかしがりやだったから、パブリックスクール時代の笑い話しはそのネタが多い。歌もダメ、踊りもダメ、大学までは弁護士を目指していたというのに、よくぞエンタテイメント世界に足を突っ込んだと思うが、モンティパイソンと云う集団は、どうも脚本家の集まりのような集団で、役者という業務については、そこに争いはなかったらしい。が、スケッチの内容については、しつこいほどに校正、校正、の連続だったという。

モンティパイソン結成前後くらいの後半の後半になると、実際のスケッチの脚本がいくつも出てくる。これは結構楽しめた。楽しめたし、脳内でモンティパイソン小劇が駆け巡り、John CleeseやGraham Chapmanがしゃべっている声が聞こえた(気がする)楽しさだった。

まあ、彼の自伝を読んだ後で云うのもなんだが、私が好きなのはEric Idleなのよね。Eric IdleはJohn Cleeseのケンブリッジ大学の後輩にあたり、この自伝でも最後の方にならないと登場しない、どころか、あまり登場しない。Eric Idleはどうもモンティパイソンの中では一匹狼らしかった。John Cleese にとってやはり一番の相棒は、大学時代からずっと一緒だったGraham Chapmanだったようで、一時ケンカ説も噂になったが、彼が若くしてこの世を去ったときは、随分と哀しい思いをしたのだろう。彼に対する賛美、愛情に溢れているのだな。もう再結成はしないのかな、モンティパイソン・・・
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