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愛書狂

さて、ここでポチッた生田耕作編訳の第2弾。前回読んだ「書痴談義」はまだどこか可愛らしさというものがあったけど、こちらはもう私の手には負えないビブリオマニア達の話し。

愛書狂 (1980年)
愛書狂
下記短編5編。タイトルからして既にオドロオドロしい。でも作者は大家揃い。
「愛書狂」G・フローベール
「稀覯本余話」A・デュマ
「ビブリオマニア」C・ノディエ
「愛書家地獄」C・アスリノー
「愛書家煉獄」A・ラング

文学への関心とは別個に、書物をそれ自体独立したものとして観賞する、すなわちその外的形態、用紙、印刷、装幀などを愛で、もっぱらその造形的美しさ、稀少性、保存状態などに書物の価値基準を置く・・・

これは本を読むことを楽しむという次元からはもう遠く外れている。何を読むかではなく、何を蒐めるか、なのであって、私のように装丁買いは時々するけど、お財布と相談の上、まず古本で安いもの探ししか出来ないような貧乏人は、到底蒐集家にはなれない。どうもビブリオマニアの本家本元はフランスらしく、シテ島をはさんだセーヌ両河畔には、パリ名物の古本市が今でも並ぶらしい。もっともこの5編に登場する狂人たちは、金に飽かせて書物を買い漁る道楽者ではなく、生死をかけて蒐集する輩たちなので、ある種地獄の沙汰の様相。猟書家とも言うらしいから、コレクターというのは狂人なんだろう。

でもな。。。私は図書館で本を借りて読む、ってことができず、本は手元に置いておきたい性分だから片鱗はあるのかも知れない。貧乏人でよかった。
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夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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