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十蘭ラスト傑作選

これが立て続けに5冊買った十蘭の最後。シリーズ全7巻の実際に最後を飾った最終巻でもある。全7巻ってことは私は2巻ミスっているわけだ。アマゾン探索に行って来よう。あ、そして青空文庫でダウンロードしたままほったらかしの「魔都」があったし、実は最近結局文庫で買ってしまった「顎十郎捕物帳」を網羅し、更に「平賀源内捕物帳」まで網羅した「日本探偵小説全集8~久生十蘭集」なんていう分厚い本もあったんだった。十蘭ラス...

身体巡礼~ドイツ・オーストリア・チェコ

珍しいですね・・・と誰にも云われていないけれど、自分で気恥ずかしい思いをしながら買ってしまった。「ドイツ・オーストリア・チェコ編」と云うからには、他の編もあるのか?あるらしい、次はイタリア・ポルトガル・フランス編が準備中だということだ。何はともあれ、中欧は魅力的だ。しかも墓巡りらしい。墓といえば、谷中墓地。思いっきりローカルで個人的な繋がりだが、そんなこんなで、売れ筋に絶対なりそうな、だから絶対買...

十蘭レトリカ

しつこいが、また十蘭(5冊文庫本を買っちまったので・・・)十蘭レトリカ (河出文庫)(2012/01/07)久生 十蘭商品詳細を見る「胃下垂症と鯨」「モンテカルロの下着」「ブゥレ=シャノアヌ事件」「フランス感れたり」「心理の谷」「三界万霊塔」「花賊魚」「亜墨利加討」舶来物とでも云うのか、パリいや巴里ものが若干多いが、変則海洋もの、十蘭風恋愛もの等々、相変わらずの多彩で多才な「十面体の黒ダイヤ」ぶりだった。こうも続...

十蘭錬金術

さて、河出文庫の3冊目。なんだかもう、ひたすら唸ってしまう・・・・十蘭錬金術 (河出文庫)(2012/06/05)久生 十蘭商品詳細を見る酷薄の観察  「彼を殺したが…」  ・・・・・ 初っ端、度肝抜かれる亡命ロシア人の暗殺計画  「犂氏の友情」  ・・・・・ 洒脱山田風太郎を唸らせた  「勝負」  ・・・・・ この展開、人物配置、凄いドキュメント  「プランス事件」  ・・・・・・ 変形探偵もの? 唸る実際の犯罪...

パノラマニア十蘭

「久生十蘭ジュラネスク」の次はこちらで。パノラマニア十蘭 (河出文庫)(2011/09/03)久生 十蘭商品詳細を見るこれは傑作集(いや、いつも傑作集か・・・)。「「女傑」号」「巴里の雨」「風祭り」「幸福物語」「手紙」「半未亡人」「田舎だより」「ひどい煙」「重吉漂流紀聞」「ボニン島物語」パリ物、都会物、戦地物、風俗小説、時代小説、漂流記と、相変わらずの七変化。いやはや面白かった。よくよく考えると、題材が優れている...

黄夫人の手

おまけといっては失礼だけれど、久生十蘭が好きなら、こちらもどうですか?と古本カフェのお兄さんに薦められるまま買ってみた。大泉黒石って誰?この明治生まれの文学者の生涯は、途轍もなく波乱万丈の様相だった。黄(ウォン)夫人の手 ---黒石怪奇物語集 (河出文庫)(2013/07/05)大泉 黒石商品詳細を見る「戯談(幽鬼楼)」「曽呂利新左エ門」「弥次郎兵衛と喜多八」「不死身」「眼を捜して歩く男」「尼になる尼」   「青白き屍...

久生十蘭ジュラネスク

先週金曜日に古本カフェにいくと、久生十蘭の文庫本が4-5冊入荷している。わからないので、適当に2冊ください、と云って買った1冊がこれ。その4-5冊すべての帯には、”澁澤龍彥絶賛” とあり、それには思わず、クスっと笑う。出版社も芸がないなァ。龍彥さんにばかり絶賛されて、十蘭さんも苦い顔をしてやしないか?久生十蘭ジュラネスク---珠玉傑作集 (河出文庫)(2010/06/04)久生 十蘭商品詳細を見る「ジゴマ」を除けば、最初に読...

動物の宇宙誌

"多田 智満子さんといえば" でやっぱり始まった「鏡のテオーリア」のブログを改めて読み直してみたら、自分で書いた記事ながら、そうそう・・・と再び納得してしまった。古今東西のあらゆる書物に精通し、博識だけでなく、さらにそれを土台にした自身の認識と感性とで、孤高の哲学者のような人だったらしい。まさしく、今回もそう。動物の宇宙誌(2000/06)多田 智満子商品詳細を見る更に付け加えると、本人曰く、古代史や神話に凝り...

紀ノ上一族

短篇でもなくエッセイでもなく、所謂純文学物で長篇で日本人作家となると、さて、最後の読んだものは何でいつだったか全く思い出せない。さすが久生十蘭。私の喰わず嫌いを直してくれそう・・・紀ノ上一族(1990/08)久生 十蘭商品詳細を見る洒落ていて軽妙で見事な構成、リズミカルな文体、そんな楽しい久生十蘭しか読んでいなかった初心者にとって、この『紀ノ上一族』は、あまりにシリアスで重く、残酷で後味も苦い。太平洋戦争下...

私の保存食ノート

料理本も立派な本なわけで、と今日今さらながら気付いた私。でいったい何冊あるのかと数えてみたらざっと30冊はあった。その中でこの本は異色の存在。カラフルで美味しそうな写真満載、簡単!すぐ出来る!という料理本には必須条件かと思うようなことは一切なし。料理本というよりは、読み物に近いかも知れない。それでも買ってほとんど活用せずに終わり、開きもしなくなった料理本が多い中で、これは煮込み料理を待ちながら、ご飯...

不思議な石のはなし

石といえばこれだよね。 が、ドイツ文学の大御所、種村 季弘氏が「石」についてエッセイを書いている??となれば、ちょっと覗いてみたくなる。不思議な石のはなし(1996/09)種村 季弘、瀬戸 照 他商品詳細を見るいまになって、鉱物 (書物の王国)の目次をサラサラと見返していたら、なんのことはない、種村氏の「食べる石」と「産む石」がちゃんと含まれていたじゃないか・・・(ははは) がこちらの編集は、エッセイもさることな...

文房具56話

また柄にもない本を古本カフェで買ってしまった(本が私を呼んでいた・・・) 串田孫一氏、もちろんお名前は存じているが、和書を読まない私はどこかで遭遇したことがあったろうか?全く思い出せない。1915年生まれは私の祖父母と両親の中間ってところ。流行の昭和レトロといってしまえばそれまでだけれど、私はギリギリでほぼこれら文房具たちがなんだかわかる世代で、あ~~よかった、と読みながら安心するとともに、知らぬ間に...

神経内科医の文学診断

古本カフェのお兄さんに勧められるがままに購入。著者の岩田誠さんは神経内科の分野では権威。そのくせ、どうも大変な文学好きで、神経内科医として興味深い症状が出てくる作品を題材に医学雑誌のコラムに文学談義を掲載しており(医学雑誌にもコラムなんてあるのか・・・)、そのコラムをまとめたのがこの本。しかもこの岩田氏、東大医学部時代にアテネ・フランスに通い、その後フランス滞在経験もあり、フランス語原文のままフラ...

ヴァチカン教皇庁図書館展 書物の誕生 写本から印刷へ

文京区は後楽園の近くにある凸版印刷の印刷博物館。一度行かなきゃ行かなきゃと思っていたが未だに行っていない。そこで2002年に開催されたヴァチカン図書館の展示会。その際に発行された展示会図録の豪華(もちろん)写真付の本。A4版で165ページ。販売価格がいくらなのかはわからないけれど、当然Amazonなんかでは購入できない。それをどこからかは知らないけれど、仕入れてきた古本カフェのお兄さんはエライなァ。それに一目惚...

植物学とオランダ

なんでこんな本を突然買ったのか自分でもわからない。古本カフェで手にとって何となく・・・としかいいようがない。理屈を無理にでもつけるなら、植物好き♪ オランダにはちょっと行ってみたい♪ それだけ。植物学とオランダ(2007/07)大場 秀章商品詳細を見るこんな本。。。生誕300年を迎えたリンネのオランダ留学事情、その支援者たちとの交流、庇護者クリフォートとその豪邸の今、ヨーロッパの庭園改革を夢みたシーボルトの足...

Appendix

プロフィール

Green

Author:Green
夜な夜な本読む・・・日本語は海外文学ばっかり。英語はフィクションばっかり。喰わず嫌いでどこまでいけるのか?

流行りモノとか、人気モノとかすっかりどうでもよくなり、本と散歩とあとはぼぉ~~っとすることだけが今の楽しみ(それでいいのか?)

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